かっちゃんのデレ期【爆豪勝己】 (ページ8)

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髪の毛ページ8

「やめろや、鬱陶しい」

本を読む勝己の頭をわさわさしてみる。
つんつんした髪の毛は意外と柔らかく、ふわっとしている。
相変わらずいい匂いだなぁ…

「ねぇ、私も触ってみてよ！！」

「嫌だわ」

否定するのが早い。私だってよしよしされてみたいしー！

「じゃあ、手を借りるね〜」

勝手に手を拝借し、頭に乗せてみる。
ただ、重いだけだけど手からいい匂いがぁ…

「そんなに頭触られたいんか？」

本を読みながら聞く勝己。興味無さそうだな、相変わらず。

「されたいよ！勝己によしよしされたい！」

思いっきり返事すると、綺麗な横顔が真っ赤になる。
もしかして、照れちゃってるのか〜

「照れてるの…？」

私が悪戯に笑ってみせると、勝己は口をプルプルと動かしながら「んな事ねぇわ！」って怒ってくる。本当に、素直じゃない。

「き、今日だけ特別だ！撫でころしたる！」

そういうと優しく頭を撫でながら、軽くおでこにキスをする。
いつもより優しく笑う勝己に少しドキッとしたのは内緒だ。