かっちゃんのデレ期【爆豪勝己】 (ページ1)

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邪魔ページ1

隣から甘い声がする。

それは大好きな彼の声。

吐息がかかるほど近く、耳元で私の名前を呼ぶ。

私は振り向くと微笑みながらこう言う。

「課題の邪魔しないでくれる？？」

彼は不満そうな顔をする。
なんと、まぁ、怖い顔。
これだから君は敵顔って言われるんだよ。自覚しなよ…

「なんか文句あるんか？」

「大有ですね。」

「大体、課題してる人の耳元で名前連呼しますか？」彼に質問を投げかける。それでも不満そうな顔を辞めないので更に質問してみる。

「私がもし、同じことをしたらどうしますか？」

「ぶっとばす。」

即答でした。
なんか、それはそれで悲しいけどそれが現状、事実であるなら仕方がない。彼はそういうやつだ。
納得してもらうには仕方の無いことだ。

「俺に構えねぇって言うんかよ」

不機嫌ながらも少し残念がってる彼を見せられては、「構えない」なんてきっぱり言うのも躊躇われる。
だから彼はずるい。

普段は、ツンツンしてるのにたまに見せるその顔が1番の弱点なんだって…

だから皆にチョロいって言われるんだろうな
自分でも分かるよ。分かってるんだよ。

「ほら、構えよ」

そう言って妖しく笑いながらキスしてくるのはずるいと思う。