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目覚めると、そこは真っ暗な部屋だった。手足は繋がれていて上手く動かせず、カバンやポケットの中身も空だ。
真っ黒な部屋に明かりが灯る。そこに立っていたのは、新撰組にいた頃よく薬をもらいに尋ねてきた佐藤さん。
佐「あぁ!羅須さん!やっと!やっとですね!やっっとあなたを手に入れられた。あんなクソモジャより、私の方がいいでしょう?」
羅「、、、( ・᷄ὢ・᷅ )」
佐「何ですか?その目。あー!いやらしいことはしませんよ!そういうことをするのは満月の夜がいいんです。それまでの1ヶ月は、私との新婚生活、幸せに暮らしましょうね?羅須さん♡」
羅「え、えぇ( ˆᴗˆ )楽しみましょうね、、、」
タイムリミットは1ヶ月。多分、丁度辰馬が帰ってくる日。
ねぇ、辰馬。助けて。
それから1ヶ月。ひたすら佐藤君との生活を送った。正直言って怖かったし、早く辰馬に会いたかった。抱きしめて欲しかった。
あと1日だよ。私、今世のハジメテがこいつは、嫌かも。
辰「ただいまぁー!、、、羅須?」
机の上に大量に置かれた手紙を見て、辰馬は家を飛び出した。
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作者名:クラゲの子 | 作成日時:2023年6月3日 3時