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16修学旅行1日目 ページ30

1日目はホテルに行き、各々部屋で自由時間。となっている。

辰「日影ぃ!早う行くぜよ!」
日「はい。」

鎮静剤作るの間に合ってよかった、、、間に合ってなかったら今頃地獄だっただろうなぁ。今日はロビーの見回りらしい。見回り、見回りの、、、はず。

辰「日影ぃ!見とーせ!これ、金時とにとらんかぇ?」

辰馬が指さしたのは、シーサーだ。

日「えっこれ似てます?坂田先生に?」
辰「似ちょらんか?」
日「えっ?あ、あぁ〜。」

答えずらい、、、。でもまっったく似てねぇ、、、。
あ、あれは!アイス!?私の大好物!

日「さ、坂本先生!アイス!アイスありますよ!食べませんか?」
辰「いいのぉ!羅須!」
日「えっ、、、」

ば、バレた?アイスに食いつきすぎたから?嘘、何で、嫌われちゃう。辰馬に嫌われちゃう!

辰「すまん日影!人違いじゃ!」
日「あ、そ、そうなんですね。だいぶ前に言ってた、昔の恋人さんですか?」
辰「そうぜよ。」

よ、良かったぁ〜!バレてなかった〜!セー

日「ウッ」
辰「日影?」
日「すみません昨日飲みすぎてしまいまして、、、二日酔いです。少しトイレに行ってきますね。」
辰「わかったぜよ!」

辰馬視点

懐かしかった。アイスを見つけると、少し幼くはしゃぎ、一緒に食べよう。と笑いかけてくる姿が、どうしても、愛おしい人に似ていた。時頼重なる影に、泣きそうになる。

辰「羅須、会いたいのぉ。」

気づけば買っていた、色違いのキーホルダー。何処にいるか分からない君への、自己満足のお土産。ちゃんと君の好きな色も、好きそうな物も、全部分かるし、覚えてるから、また、愛させてくれ。どんな君でも。愛すから。


日影視点

日「フゥ、、」

花弁を吐き、薬を飲み直す。そういえば、お風呂、どうしよう、、、


日「坂本先生、おまたせしました。」
辰「そがんまっちょらんぜよ!ヅラから部屋に戻れっちゅー連絡ばはいっとったきに、早う行くぜよ。」

そう、問題はココ。辰馬と部屋が同じなのだ、、、

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作者名:クラゲの子 | 作成日時:2023年6月3日 3時

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