11 ページ25
それからというものの、辰馬とも銀とも、あまり関わる機会が無いまま、月日が流れて言った。だが、関わりの少ない私でも分かる。銀は確実に弱って行っている。クマも濃くなり、袖から出る腕を見るだけでわかる程痩せ細っている。
羅「銀、、、」
縁側に腰をかけ、月を見つめながら小さく零した愛おしい弟の名前。
松「、、、羅須」
羅「!?」
私の名前を呼んだのは、父さんだった。
松「銀時は、大丈夫でしょうか。」
羅「私にも、分からない。」
松「、、、、もう、あの子には傷付いかないで欲しい。あの子はもう、散々苦しんだ。神様は、きっと居ないですね。」
羅「それか、私達が特別嫌われてるのかもしれないね、、、」
松「それは、私のせいですかねぇ。」
羅「そんな訳ないじゃん。よし、父さんどうする?もう寝る?私はよしだいふくの餡子の仕込みやるけど、」
松「見たいですっ!✨️」
oh......尻尾が見えた、、、私の父さんかわよ。
羅「それじゃあ後ろで大人しくしててよ?」
松「はーい♪」
羅「終わり!父さんもう寝るよ!」
松「明日が楽しみですねぇ(´˘`*)」
翌日
松「羅須っ3時っ3時になりました!!」
羅「そんなに焦らなくても大福は逃げないよ。」
父さんが突然やってきたと思ったら、3時になったので大福を寄越せ。ということらしい。
みゃ〜
松「?」
羅「?」
羅「にゃっにゃんこだ!」
松「えっ羅須、大福は」
羅「父さん!ちょっとモフってくる!」
説明しよう。私紗霧羅須は、大の猫好きである!!
羅「にゃんこ〜!待って〜!」
にゃんこが私の手に頬擦りしてる!!!!カワイイ
羅「あれっちょっそっち道路!」
にゃんこが道路の方目掛けて走って言ってしまった。にゃんこが危ないっ!と思った私はにゃんこを追いかけようとし、柵を飛び越えた。
銀「姉さん、、、?」
み、、見つかったァー!!!!!!
羅「ぎ、銀、久((」
銀「姉さんッ!」
銀は私を見て少しの間固まったものの、すぐに持ち直し私に抱きついてきた。銀のもふもふ頭を撫でていると、銀が私の手を掴み嗅いで、こう言った。
銀「姉さんよしだいふく作ったでしょ。俺も食べる。」
この甘味好きが!!
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クラゲの子 | 作成日時:2023年6月3日 3時