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それからというものの、辰馬とも銀とも、あまり関わる機会が無いまま、月日が流れて言った。だが、関わりの少ない私でも分かる。銀は確実に弱って行っている。クマも濃くなり、袖から出る腕を見るだけでわかる程痩せ細っている。

羅「銀、、、」

縁側に腰をかけ、月を見つめながら小さく零した愛おしい弟の名前。

松「、、、羅須」
羅「!?」

私の名前を呼んだのは、父さんだった。

松「銀時は、大丈夫でしょうか。」
羅「私にも、分からない。」
松「、、、、もう、あの子には傷付いかないで欲しい。あの子はもう、散々苦しんだ。神様は、きっと居ないですね。」
羅「それか、私達が特別嫌われてるのかもしれないね、、、」
松「それは、私のせいですかねぇ。」
羅「そんな訳ないじゃん。よし、父さんどうする?もう寝る?私はよしだいふくの餡子の仕込みやるけど、」
松「見たいですっ!✨️」

oh......尻尾が見えた、、、私の父さんかわよ。

羅「それじゃあ後ろで大人しくしててよ?」
松「はーい♪」


羅「終わり!父さんもう寝るよ!」
松「明日が楽しみですねぇ(´˘`*)」




翌日

松「羅須っ3時っ3時になりました!!」
羅「そんなに焦らなくても大福は逃げないよ。」

父さんが突然やってきたと思ったら、3時になったので大福を寄越せ。ということらしい。

みゃ〜

松「?」
羅「?」






羅「にゃっにゃんこだ!」
松「えっ羅須、大福は」
羅「父さん!ちょっとモフってくる!」

説明しよう。私紗霧羅須は、大の猫好きである!!

羅「にゃんこ〜!待って〜!」

にゃんこが私の手に頬擦りしてる!!!!カワイイ

羅「あれっちょっそっち道路!」

にゃんこが道路の方目掛けて走って言ってしまった。にゃんこが危ないっ!と思った私はにゃんこを追いかけようとし、柵を飛び越えた。












銀「姉さん、、、?」


み、、見つかったァー!!!!!!



羅「ぎ、銀、久((」
銀「姉さんッ!」

銀は私を見て少しの間固まったものの、すぐに持ち直し私に抱きついてきた。銀のもふもふ頭を撫でていると、銀が私の手を掴み嗅いで、こう言った。

銀「姉さんよしだいふく作ったでしょ。俺も食べる。」

この甘味好きが!!

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作者名:クラゲの子 | 作成日時:2023年6月3日 3時

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