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「……っさくら…！？////」
「同じ匂いする…。」
目を点にして、ハテナを浮かべるケンチさん。
「…わたしが眠った時に香った香水と、
同じ匂い。」
「…あ、香水、一緒なんだ。哲也と。」
髪を耳にかけたケンチさんは、
いつも以上に色気があって直視できない。
でも、わかったぞ…。
「わたし、隣にいるの、
ずっとケンチさんだと思って寝てた…。」
わたしの言葉に、
彼のほっぺの膨らみが小さくなる。
「…ケンチさんの匂いだと思って…、
安心しきってスヤスヤ寝てた…/////」
深夜遅くに帰ってきた時、
先に眠るわたしを撫でる手の匂い。
待ってるっていうわたしを、
寝かせてくれようと、
まだご飯も食べてないのに、
添い寝してくれてる時の匂い。
「……そういうこと…？/////」
ケンチさんは恥ずかしそうに目をそらす。
「…あーー…、俺すごくダサいじゃん…///」
またわたしの肩に突っ伏す彼。
「わーー…、もうすっごい恥ずかしい…。」
背もたれがないソファから
落ちないように
ずっとわたしの腰に回してくれてた腕の力が
少し強くなる。
「……恥ずかしー…。」
……ヤキモチ、妬いてたんだ/////
ずっと顔を突っ伏してる彼が、
愛おしくて仕方ない…/////
「…健一郎さんしか、いないんです。
わたしの中には。」
少しむすっとした声で言った後、
「でも、飲みすぎちゃってごめんなさい。
これからは、飲みすぎないようにするね。」
謝りながら、ケンチさんの頭を撫でる。
青い髪が揺れて、
わたしの首をくすぐる。
「…ん…。」
ケンチさんが恥ずかしそうにそう返事した。
「…汗、かいちゃったし、
お風呂、入りますか？///」
私の言葉に、彼は顔を上げて、
いつもみたいに目元をくしゃっとして笑った。
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y - 続きみたいです！！ (2018年10月20日 20時) (
レス) id: f623d9940c (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - ななおこさん» コメントありがとうございます…！楽しんでいただけて、わたし自身とても幸せです（ ; ; ）！ぜひ、また次回作でも"楽しかった"と言っていただけるよう、がんばります(^^)応援ありがとうございました＊ (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - きくりんさん» わたしも唯一の長編で、皆さまからこんなに愛された作品を完結させるのは、少し寂しいですが、次回作でもお気に入りの作品にしていただけるよう、がんばります…！！応援ありがとうございました(^^) (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - brqpm394さん» コメントありがとうございます！（ ; ; ）楽しみにしていてくださったなんて、本当に嬉しい言葉です（ ; ; ）！！ちょこっとおまけを追加する時もあるかもしれません(^^)また次回作でもお会いできたら幸いです＊＊ (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
ななおこ(プロフ) - すごく楽しかったです！！( ; ; )次回作も本当に楽しみにしてます(*^^*) (2018年10月4日 0時) (レス) id: 0674abe4da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水果子 | 作成日時：2018年9月24日 19時
