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「ん……。」


目を覚ますと、

もう誰もいなくて、

テーブルの上も綺麗に片付いていた。




「やっと起きた。」




爽やかな香りと、

少し硬い枕、

それに、少し低くて優しい声。



上を向くと、

ケンチさんの顔が正面に。



……っ、わたしってば、膝枕してもらって…////


「わっ……、ごめんなさいっ、」


起き上がろうとするわたしを、

ゆっくり止める彼の手は、

そのまま頭を撫でてくれる。




……あれ、やっぱり、

ケンチさんの手は大きい…。


「……さくら、

もう俺以外の前で酔っちゃダメだよ。」



ケンチさんが目をそらしてそう言う。


…わたし、何かやらかした…?


失礼なこととか、しちゃったのかな…!?




「…ごめん…、全然余裕ない…。」

ケンチさんは、焦るわたしの頬を掴んで、

唇を重ねる。



そのキスは、

いつもより、少し乱暴。



「…ん…」


「…さくら、、」



息をする暇もなく、

矢継ぎ早にキスをする彼。


呼吸がだんだん乱れていく。



「…っケンチさん…?」



わたしの声を無視して、

片手でわたしの服のボタンを

丁寧にとっていく彼。



「……っあ…」


服の隙間からするっと入った手は、

酔って汗ばんでるわたしの肌に

直に触れる。



噛みつくようなキスも終わらず、

なんだか、怒ってるように見えた。



「ケンチさん…っ」


わたしが彼の両頬を手で覆うと、

彼はわたしと目を合わせてくれない。



照れてる…わけじゃなさそう…。


「……こんな気持ち、初めてなんだよ…。」


わたしの両手は

すぐに彼の片手にまとめられ、

頭上に固定される。



「…っん、ん…っ」



唇で口は塞がれて、

身体はケンチさんの手に弄ばれる。


わたしはなにもできなくて、

ただただ彼に身体を委ねた。

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y - 続きみたいです!! (2018年10月20日 20時) (レス) id: f623d9940c (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - ななおこさん» コメントありがとうございます…!楽しんでいただけて、わたし自身とても幸せです( ; ; )!ぜひ、また次回作でも"楽しかった"と言っていただけるよう、がんばります(^^)応援ありがとうございました* (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - きくりんさん» わたしも唯一の長編で、皆さまからこんなに愛された作品を完結させるのは、少し寂しいですが、次回作でもお気に入りの作品にしていただけるよう、がんばります…!!応援ありがとうございました(^^) (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - brqpm394さん» コメントありがとうございます!( ; ; )楽しみにしていてくださったなんて、本当に嬉しい言葉です( ; ; )!!ちょこっとおまけを追加する時もあるかもしれません(^^)また次回作でもお会いできたら幸いです** (2018年10月4日 7時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
ななおこ(プロフ) - すごく楽しかったです!!( ; ; )次回作も本当に楽しみにしてます(*^^*) (2018年10月4日 0時) (レス) id: 0674abe4da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水果子 | 作成日時:2018年9月24日 19時

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