Love is all ＊３【橘ケンチ】

コンサート＊ ページ35

「健ちゃんっ、そっち行っちゃダメだよ…！」


「パパは？パパーーーっ」


3歳になったばかりの健二郎をつれて、

SECONDのソロライブに向かう。



「パパは今日、

かっこいーーいヒーローになってるんだよ。」


「ひーろー？」


「そう、スーパーヒーロー。」



健二郎の手を握って、関係者席に入る。


「失礼します…っ」


その途端、


「「「あっ、きたぁ！！！！」」」



中には、

待ってましたと言わんばかりに、

笑顔で迎えてくれる三代目のメンバーが。



「りうじ！」



最近のお気に入りは、

隆二くんのおひげを触ること。


てちてちと、

隆二くんの元へ向かう健二郎に、

たくさんの甘い誘惑。



NT「健二郎？！なおとは？！なおと！」



臣「…健二郎、ほら、アメ。」



健「…俺呼ばれとる気しかせんなぁ。

ジロちゃん！

ほら、同じ名前の健ちゃんやで！」



隆「健二郎ぉ〜〜〜♡」



健二郎は、見事に誘惑を全てかわして、

隆二くんのもとに。



愛おしそうに抱きしめる隆二くんと、

おひげを無心で触るうちの息子…。



…なんだろう、この絵は。




「なおきっ」


ケンチさんのように、

落ち着いてる雰囲気なのに、

実は健二郎にメロメロな直己さんは、

健二郎の中では大人気。



NT「どーした、健二郎。」



直己さんの目の中にもハートが見える…。



健二郎がストンと直己さんの膝の上に座る。

またダメだったのか…と

他のメンバーは落胆気味。(笑)

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