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ケンチside ページ8

ープルルルル


「も、もしもし…。」


この初々しい感じが、本当かわいい。


「もしもし?俺、だけど。

…遅くに、ごめんね。」


…こっちまで初々しくなってる。


「土曜日、帰りが遅くなりそうなんだ。

さくら、俺の家、来る?」


「え…っ、ケンチさんが、いいなら。

…あ、先に行って、

ご飯作って待ってますよ。」


なにそれ、もう俺大人の余裕とか、

出せないくらい、惚れちゃってるんだけど。


「…楽しみにしてる、うん、おやすみ。」


愛しい。

もうすぐにでも会いたい。

できるなら、左手のポケットにいれて、

持ち歩きたい…!!!



テ「女ですか〜?」


楽屋に入った途端、

ニヤニヤするみんなが俺に注目する。


「かわいい、俺の彼女。」


サラッと言った言葉に、

一気に静かになる楽屋。



将「…百合子サン?!」


啓「絶対チガウ。」

ネ「百合子サンもかわいくない?」

啓「あいつは、可愛くは、ない。」

ア「でも、啓司わりとタイプでしょ♡」

啓「まぁ…、そこは内緒で♡」


俺をおいてざわつくメンバー。


まいっか。


ケータリングのミニドーナツを

食べようと手を伸ばした時、



テ「浮気相手にやられちゃったんでしょ〜♡」



テツヤが痛いとこをつく。


ア「なるほどねぇ〜、
それは聞き応えがありそう♡」

将「え!乗り換えたってこと?」

啓「将吉、それは、チガウ。寝取られ」

ネ「しーっ!ピュアだから、将吉は!」



「別れたよ。」




またシーンってする。




啓「…まあでもよく、百合子がOKしたよね。」

将「百合子サンにはアレがいるから…」

ネ「将吉、そこはデリケートなところ。」

啓「パンピーと付き合うの?!

わたしをバカにしてるわけ!?

…ってヒステリックおこしそうなのに。」


…啓司、よくわかってるな…。


俺も、

あんなにスムーズに別れられると思ってなかった。


でも、バーで切り出した別れに、

「……いいよ。」

の一言で、伝票持って出ていった。


…やっぱり、俺への愛はもとから…。



テ「ケンチが幸せなら、いいよ、それで。」


俺のとったミニドーナツを横取りして、

もぐもぐしながら笑うテツヤ。

「幸せだよ、心から。」

テツヤの手からコーヒーを奪って、

笑いあった。

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設定タグ:橘ケンチ , SECOND , EXILE   
作品ジャンル:恋愛
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mana0703ex(プロフ) - ちょっと泣きかけちゃいましま( ; ; )笑!楽しみにしたいますね(*^^*) (2018年8月10日 0時) (レス) id: 40439fe591 (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - mana0703exさん» ありがとうございます( ; ; )!!!初めてコメントをもらったので、感激してます( ; ; )!!まだまだ、作品も少なく、未熟ですが、読んできゅん!としていただけたら、嬉しいです(^○^)* 応援、コメント、ありがとうございますっ(*´-`) (2018年8月9日 22時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
mana0703ex(プロフ) - 見つけてまた一気読みしてしまいました!楽しく読めました!!( ; ; )ほかの作品も読んでみようとおもいます!応援してます(*^^*) (2018年8月9日 14時) (レス) id: 40439fe591 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水果子 | 作成日時:2018年8月2日 14時

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