＊KEIJI side ページ35
彼女がハッとした顔をする。
「なんで怪我するの…？」
「…………っ！！！」
「言え、美月、頼むから…っ、
上で何が起きてるかだけ、教えて。」
「嫌です…っ、啓司さんが、
…啓司さんが、あの人の元へ行くのは、
嫌なんです。」
縋り付くかのように、俺の腕を掴む彼女。
絶対、おかしい…。
「……今さら、何言って…。
俺は、いつもあいつのそばにいたんだよ…。」
俺がキーホルダーを持っていたみたいに、
あいつが指輪を持っていた。
俺たちは常に一緒にいたんだよ。
「離せよ、美月。
俺、お前の想いには、応えられない。」
彼女の目が大きく開かれて、
手の力が緩んだ。
「啓司さん…っ、好きでした…っ」
彼女が荷物を全部落として、
涙をぼたぼた落としながらそう言うのを、
俺は何も聞かなかったかのように、
エレベーターに乗った。
もう、みずきのことしか、考えられなかった。
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水果子(プロフ) - 凪さん» また、読みに来ていただけたら、幸いです＊応援してくださって、ありがとうございました＊コメント欄へのコメントは本当に力になります。とても感謝しています…！ありがとうございました＊ (2018年11月11日 19時) (
レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - 凪さん» ご指摘とコメント、ありがとうございます…！少しホラーチックになってしまったこと、本当に申し訳ないです…。ほかの作品はのほほん、としたものが多いので、また他の作品でお会いさせていただけたら、幸いです。また、3で結婚生活を描く予定なので、 (2018年11月11日 19時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語を最後まで読めないことが残念ではあり ますが...。 本当にごめんなさい(._.) 引き続き更新のほう頑張って下さいね...。 ありがとうございました。 長々と失礼致しました。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - またまた続けてのコメントですみません。 最後のお話を読んで主人公ちゃんの婚約者の 男性の性格のあまりの豹変ぶりに読んでいて 恐怖すら感じてしまいました...。 今後も物語を読む自信を一気に無くして しまいました...。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - また続けてのコメントですみません...。 え、えっと...。 作者の水果子さんには悪いのですが...。 ここにコメントをするのも作品を読むのも 最後にしたいと思います...。 最初まではまだ良かったのですが...。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水果子 | 作成日時：2018年10月31日 16時
