ケンチside ページ31
『珍しいじゃん、夜いるなんて。』
土曜日の夜、
珍しくトレーニング室にいる俺に、
声をかけて来たのはテツヤだった。
「まぁ、ね。」
テ「土曜の夜は、外してくれって
毎回のようにマネージャーに頼んでたのに。
…なんかあった?」
「………まぁ、喧嘩?」
テ「……ふーん……。」
ケ「おつかれーーー。
って、珍しくケンチいんじゃん。」
テツヤの目から、
何か悟ったのか、ケイジも俺のそばに座り込む。
数秒の沈黙をやぶったのは、
ケイジだった。
ケ「百合子さ、女優業増えてんじゃん。
全部、1人の脚本家が書いたドラマだけど。」
知ってる。
言われなくても、
全部、わかってる。
その脚本家へのツテを作ったのは、
俺だから。
テ「ケンチ、
変に正義感もたなくていいんじゃないの?」
でも、
百合子には、
俺しかいなくて。
テ「ケンチの思うままに、
動きたいように、
動けばいいんじゃないの?」
俺の、
動きたいままに?
ケ「そーそ、
金曜日の夜、
いくら遅くなっても
ケンチがウキウキした目で帰るの、
俺、見てるよ?」
150人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水果子(プロフ) - mana0703exさん» わあああ(*゚▽゚*)!!!ありがとうございます…!2の方がR18指定になっていて、検索避けされてたみたいです(・_・;) 今は検索できると思うので、読んでいただけたら、幸いです( ; ; ) (2018年8月9日 9時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
mana0703ex(プロフ) - すごい面白くて一気読みしてしまいました!!検索しても続きが出ないのですが、もう公開しておりませんか?( ; ; ) (2018年8月9日 3時) (レス) id: 40439fe591 (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - 読んでくださってる、皆さまへ。不具合が生じて、この作品が編集できなくなってしまいました。。。Love is all 2として、新しく小説を書くので、検索して読んでいただけると幸いです。 (2018年8月2日 10時) (レス) id: 20e51363ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水果子 | 作成日時:2017年6月5日 0時