ケンチside ページ26
朝目覚めると、
隣にいたはずのさくらちゃんがいなかった。
…慣れっこだけどね、起きた時隣がいないの。
百合子だったら、シャワーを浴びてから
ベットの隣にある鏡台で
化粧でもしているんだろう。
そして、鏡を見ている彼女から
無機質なおはよう、が聞こえてくるんだろう。
まるで俺には興味ないかのように。
メガネをかけて音がするキッチンへ行くと、
そこには、
見たことないくらい立派な朝ごはんが
2人分並べられていた。
「あ、ケンチさん、おはようございます。」
髪を結った彼女が、
笑顔でこちらに振り向いた。
まるで日陰から日向へ行ったみたいに、
心が温かく照らされた気持ちになる。
こんな朝…、嬉しい…。
「ごめんなさい、勝手に作っちゃって…。
嫌いなものあったら
残していただいて大丈夫です…!」
嫌いなものなんてないし、
あったとしても、
さくらちゃんが作ってくれたものなら
無理してでも食べるよ。
「ありがとう、
すごく美味しそう。」
そうつぶやいて後ろから抱きしめると、
彼女は体を硬直させる。
可愛い、
思わず顔がほころんだ。
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水果子(プロフ) - mana0703exさん» わあああ(*゚▽゚*)!!!ありがとうございます…!2の方がR18指定になっていて、検索避けされてたみたいです(・_・;) 今は検索できると思うので、読んでいただけたら、幸いです( ; ; ) (2018年8月9日 9時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
mana0703ex(プロフ) - すごい面白くて一気読みしてしまいました!!検索しても続きが出ないのですが、もう公開しておりませんか?( ; ; ) (2018年8月9日 3時) (レス) id: 40439fe591 (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - 読んでくださってる、皆さまへ。不具合が生じて、この作品が編集できなくなってしまいました。。。Love is all 2として、新しく小説を書くので、検索して読んでいただけると幸いです。 (2018年8月2日 10時) (レス) id: 20e51363ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水果子 | 作成日時:2017年6月5日 0時