twenty one ページ24
ケンチさんの悲しい表情に、
耐えきれなくて、
守りたくなってしまって、
思わず抱きしめた。
彼女のケンチさんへの愛は、ないの?
そんな悲しい顔をして、
嬉しかった、だなんて言わないで。
私でよければ、
ケンチさんを癒せる存在になれるのなら、
彼女じゃなくても
そばにいさせてくれるのなら、
このまま関係を結ぶのもいいのかもしれない。
「…彼女がいてもいいです、
私が、ケンチさんを愛します。」
ケンチさんが、彼女を愛しててもいい。
ただ、こんなに悲しい表情をさせるのなら、
私がケンチさんの
愛されたいって気持ちの埋め合わせをしたい。
「…さくらちゃんには敵わないな〜…」
苦笑いするケンチさんは、
わたしをぎゅっと抱きしめ返す。
「…甘えてもいい…?」
耳元で囁かれたその甘い声に、
胸がキュッと苦しくなって
うまく返事ができない。
私はケンチさんの胸の中で
1回だけこくん、とうなづいた。
彼の力になれるのなら、
どんなカタチでもいい。
本気でそう思った。
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水果子(プロフ) - mana0703exさん» わあああ(*゚▽゚*)!!!ありがとうございます…!2の方がR18指定になっていて、検索避けされてたみたいです(・_・;) 今は検索できると思うので、読んでいただけたら、幸いです( ; ; ) (2018年8月9日 9時) (レス) id: 3b4df0cabc (このIDを非表示/違反報告)
mana0703ex(プロフ) - すごい面白くて一気読みしてしまいました!!検索しても続きが出ないのですが、もう公開しておりませんか?( ; ; ) (2018年8月9日 3時) (レス) id: 40439fe591 (このIDを非表示/違反報告)
水果子(プロフ) - 読んでくださってる、皆さまへ。不具合が生じて、この作品が編集できなくなってしまいました。。。Love is all 2として、新しく小説を書くので、検索して読んでいただけると幸いです。 (2018年8月2日 10時) (レス) id: 20e51363ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水果子 | 作成日時:2017年6月5日 0時