教科書借りたらバレー部に好かれました【 2 】

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木兎side

近くで見ると迫力あるなぁ

木｢お！今のハートだった！｣

『ですね！ピンク色で可愛い』

もうすぐで花火が終わる

今日Aにちゃんと告白をしようと思ってたけどいざとなると言えねぇ

『今のおっきい！』

花火を見てはしゃぐAはやっぱり可愛い

ずっと俺の隣にいて欲しい

木｢好き...だなぁ｣(ﾎﾞｿｯ)

ﾊﾞｰﾝｯ

『？光太郎くん何か言いました？』

木｢え？いやいや！なんも！花火いいな！｣

『？？そうですね！』

あっぶねぇ。

つい声に出しちまった


でももし今のが聞こえてたらAはどんな反応をしただろうか

今のこの関係では居られなくなるんじゃ

『光太郎くん！フィナーレですよ！スターマインだ！』

もう終わり？！

やばい...まだ心の準備が

｢良かったねー｣
｢来年も見よーね｣

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

『光太郎くん？』

木｢Aあのさ...｣

き、緊張が

てかここじゃ人が多いな

木｢あっち行こうぜ！｣

『？はい！』







神社の本殿の前

ほとんど人はいなくなった

『どうしたんですか？』

木｢あー、花火良かったな｣

『そうですね！また見たいです』

木｢だな｣

って違う！そうじゃなくて

『ぁ、綿あめ食べます？思ったよりも多くて余っちゃって』

木｢へ？お、おう。ありがと｣

何だこの空気...

綿あめ上手いな

ﾁﾗｯ

口いっぱいに綿あめ入れてリスみたい


『やっぱり綿あめは美味しいです、ね！』ﾆｺﾆｺ

木｢ｯ｣



ﾁｭｯ








『ぇ、』

木｢...ぁ、す、すまん！俺、え｣

『なん...で』

俺、なんてことを綿あめを食べてるAを可愛いと思って...

それで...キス...した


『す、すいません！』

ﾀｯﾀｯﾀｯｯ

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