教科書借りたらバレー部に好かれました【 2 】

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2人って緊張するな

いつも送ってくれる時は京治もいたし...

それに今日の光太郎くんなんか考えてるから話しかけにくい

でも無言もなぁ

木｢なぁ｣

！

『は、はい』

木｢Aって...その、好きなやつ...いるか？｣

！？！！

え、これはどう答えるべき？？

えーと、えーと

『気になるなぁ...って人なら...』

これで合ってる？

大丈夫かな？

木｢そ、そうか！...｣





やっぱりダメだったかな...？

また静かになっちゃった。

どうしよ

『ぁ、光太郎くん...は？好きな人いるんですか？』

木｢ｴｯ、お、俺?!あ、えーっと｣

え、この感じはいるのかな？

木｢い...いる｣

ﾁｸｯ


チクｯ？なんで？

『そ、そうなんですか。』

木｢おう、そいつさすっげー可愛いの。いつもニコニコしてて何やるにも全力で、...超優しい｣

光太郎くん、すごい優しい顔

...何これ。胸のあたりがｷｭｯって締め付けられてるみたい...

苦しい...

『その人、とっても素敵な人ですね』

木｢あぁ｣

いつも光太郎くんと話すのはとても楽しいのに今日だけは早く帰りたい






もう気付かないフリなんて出来ないよ

私、光太郎くんのこと好きだ

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