〇 ありがとう ページ31
待っている人って…
恐る恐る柱の影から除くと噴水の水を覗く母の姿があった
『お母様？』
母「…これじゃあ闇祓い失格ね。母親も」
『そんな事ない！お母様は正しかったんだもの、タイミングが悪かっただけだよ』
初めて見た母親の弱った姿に胸が苦しくなる
そっと横に座り慰めるようにハグをする
『私本当に嬉しかったんだよ。お母様とお父様が一緒にいる所を見て2人の元に産まれてこれて良かったって、嬉しかったの』
母「ﾌﾌｯ、子供の成長って早いわね。もし本当の事を伝えたらショックを受けると思っていたけど、私の思い過ごしだったみたい」
穏やかに微笑む母と父が居るであろう塔を見上げる
満月に照らされてバックビークの様な生物が飛んでいる
こんなにも幻想的なのに、現実は残酷で
『え？は、バックビーク？』
母「ねぇ、人が乗っていない？」
『なんか声も聞こえる…え』
優雅に目の前に降り立ったバックビークの背にはハリー、ハーマイオニー、そしてシリウスの姿
母「なん、で…」
こちらを見たシリウスも驚いたようで目を見開いている
シ「こっちへ………………ありがとう、感謝しているよ、2人とも」
屋根の無い中庭では目立ってしまうため軒下に移動する
状況がさっぱり分からないけど2人が父親をあの塔から逃がしてくれたことは確かだろう
母「どうやってあの塔からシリウスを連れてきてくれたかは敢えて聞かないわ。ハリー、ハーマイオニー、私からも礼を言わせて、シリウスを助けてくれてありがとう」
2人は再び抱き合いハリー達に向き合った
ハ「僕も一緒に行く、リアも行こう」
『うん！』
シ「あぁ、いつかね。まだ私の人生はどうなるか分からない。それに君とリアはここで学ばなければ」
ハ「貴方は無実なのに」
『そうだよ、お父様が隠れる必要なんて』
シ「君達が知っていてくれれば今はそれで十分だ」
母「リア、おいで。ハーマイオニーあなたも」
ハリーとシリウスを2人にしてバックビークの元へ
母「リア、とても素敵なお友達が出来たのね。ハーマイオニー」
ﾊｰ「はい」
母「うちの子、イタズラばっかりでしょうがない子だけどこれからも一緒にいてもらえる？」
ﾊｰ「勿論です。リアは私の親友ですから」
『ハーマイオニーｯ』
勢いよくハーマイオニーに抱きつけば小さく笑いながら抱きとめてくれた
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月の女神(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2022年6月29日 23時) (
レス) id: f2f84cab61 (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - あぷさん» コメントありがとうございます〜!!確かにダンスパーティーは何としても書きたいですね🤔不死鳥の騎士団辺りから書くの難しくなりそうですが頑張ってみます(ง •̀_•́)ง (2022年6月16日 0時) (レス) @page16 id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
あぷ(プロフ) - 親世代の方から全て読みましたが、伏線が張り巡らされていて面白いです^^大変だと思いますが出来れば死の秘宝まで読みたいです…！ゴブレットのダンスパーティーもありますし、ドラコの葛藤もあるので…(;_;)応援しています！ (2022年6月12日 12時) (レス) @page14 id: e54a89047c (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - 名無し50131号さん» 前作読んでくださってありがとうございますｯｯｯところどころ関連させているのでこれからも見てもらえたら嬉しいです！ (2022年6月1日 11時) (レス) id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
名無し50131号(プロフ) - スノードームのところでめちゃめちゃ前作と繋がりました…！いつも楽しく読まさせていただいています！ (2022年5月30日 8時) (レス) @page11 id: 7b3096c0d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2022年4月21日 12時
