〇 提案 ページ27
『んー』
母｢？どうしたの？｣
『その、何て呼んだらいいのかなって』
ﾁﾗｯとシリウスを見ると目が合った
何せ生まれてから13年、父親という存在がそばにいなかったのだからいざ会えたとなるとどうすればいいのか戸惑ってしまう
母｢あら、そんな事を？｣
シ｢好きなように呼べばいいさ｣
『じゃあ、…お父様？』
シ｢それは、何だかむず痒いな｣
頬を掻きながら照れたように笑うシリウスの顔は娘に甘い父親そのものだ
母｢ﾌﾌｯ、シリウスが照れるなんてとっても珍しいわね｣
『そうなの？』
シ｢愛する娘に"お父様"と呼ばれてしまえば真顔でいることはできないさ｣
まだぎこちなさは残るが確かにそこには3人の家族が笑いあっていた
『そうだ。私、ハリーを呼んでくる』
母｢えぇ、分かったわ｣
ハリーとの両親と親友だったと言うのなら話したいはずだ
『ハリー』
ハ｢一緒に居なくていいの？｣
『お父様とお話して欲しいの』
ハ｢でも…いいんだ、ここにいる。ロンに付いてるよ｣
ﾊｰ｢私が付いてるわ。行って｣
ハ｢…大丈夫？｣
ロ｢あぁ、行けよ｣
2人に押されて立ち上がったハリーと並んで両親の元へ向かう
『さっきも言ったけど、ハリーが気にする必要は無いからね』
ハ｢うん、ありがとう。君はやっぱり優しいな｣
何時しかぶりにハリーの笑顔を見た気がした
まぁ笑顔と言っても少し口角が上がったように見えただけだけど
シ｢……2人の行いは気高かった。あんな奴のために｣
ハ｢3人が殺人者になったら父さんが悲しむと思って。それにリアも｣
そっと母に肩を抱かれて2人の話を聞く
シ｢知っているかな、ハリー。君が生まれた時、私は君の
ハ｢知っています｣
シ｢もし、おじさんおばさんと暮らしたいならそれでいいが、もしも別の家族が欲しいのなら｣
ハ｢えっ、貴方達と暮らすの？｣
こちらを見るハリーの目は不安げに揺れている
シ｢単なる思いつきだよ｣
『それとってもいい考えだと思う。ハリーあの人達に散々酷いことされてるもの』
静かに聞いていたが素晴らしい提案だと思い父に賛同する
母｢私も、貴方さえ良ければ迎え入れたいわ。ずっと後悔していたから｣
シ｢気が進まなければ断っても｣
ﾊｰ｢ハリー！！｣
だがその提案は答えを聞く前にハーマイオニーによって遮られた
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月の女神(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2022年6月29日 23時) (
レス) id: f2f84cab61 (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - あぷさん» コメントありがとうございます〜!!確かにダンスパーティーは何としても書きたいですね🤔不死鳥の騎士団辺りから書くの難しくなりそうですが頑張ってみます(ง •̀_•́)ง (2022年6月16日 0時) (レス) @page16 id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
あぷ(プロフ) - 親世代の方から全て読みましたが、伏線が張り巡らされていて面白いです^^大変だと思いますが出来れば死の秘宝まで読みたいです…！ゴブレットのダンスパーティーもありますし、ドラコの葛藤もあるので…(;_;)応援しています！ (2022年6月12日 12時) (レス) @page14 id: e54a89047c (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - 名無し50131号さん» 前作読んでくださってありがとうございますｯｯｯところどころ関連させているのでこれからも見てもらえたら嬉しいです！ (2022年6月1日 11時) (レス) id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
名無し50131号(プロフ) - スノードームのところでめちゃめちゃ前作と繋がりました…！いつも楽しく読まさせていただいています！ (2022年5月30日 8時) (レス) @page11 id: 7b3096c0d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2022年4月21日 12時
