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赤い炎が三十三輪 ページ36

『この人どうします?放置していくわけにもいきませんし』

不「お前が見ててやれェ。俺が鬼を切って来る」

『え、でも!』

不「この鬼は俺の任務だァ。手ェ出すんじゃねェぞ」



『は、はい……』






つい不死川さんの圧に負けてここに留まることになっちゃった



「ン……」

『!目、覚めましたか?』

「お、俺…一体」

『いきなりで申し訳ありませんが、鬼に襲われる前のことをお話していただけませんか?』


「え?……えーっと…」



彼の話によると


いつも通り家族と寝ていてふと目が覚めたら山の方へ向かって歩いていた。


そうしたらいきなり女の鬼が現れて、無我夢中で家へ


家族を起こして逃げようとしたところに女の鬼と男の鬼が入ってきて言い合いを始めた



そのすきに逃げようとしたところで妻と娘が男の鬼に捕まり怖くなって逃げてしまったと


「俺は、俺は妻と娘を……見捨てたんだ。」


『思い悩むことはありません。誰しもが同じ状況に陥れば自分の身を守るはずです。』

「でも、」


『その分、あなたが強く生きてください。前を向いてください。1度起きてしまったことは戻ることはありませんから』


「ウッ……ゥゥ……ッ」




それにしても不思議ね、

目が覚めたら山の方へ歩いていた……

まさかその時から血鬼術にかかっていた?



「ヒック…そうだ、確か村にいる時は体が重かったんですが出た途端体が軽くなりました」

『え?』


「一週間前位から体が重くなって、今日は一段とだるくて一日寝込んでいたんです」




『!』



もう一体の鬼の血鬼術の特徴が分かったわ



『貴重な情報ありがとうございます』



この鬼は私がさっき放った煌楽舞と同じようなもの


血鬼術を使える範囲が決まっていた

今回の範囲は村内

それと憑依は日数をかけて少しずつ行われる

そして今日彼に完全に憑依出来たところにもう一体の鬼が現れた


予想外のことだったでしょうね

おかげで血鬼術が解け彼は逃げることが出来た


そして村内から出たため完全に範囲から抜け私の技を受けることがなかった


普通の血鬼術なら効くことは無いけど憑依型しかも体に憑依しているから反応してしまったって所ね





『あとは、不死川さんを待つだけか』

赤い炎が三十四輪→←赤い炎が三十二輪



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カホ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!!完全に見落としてました……ほんとに漢字変換しようと思うとなかなか出てこなくて。間違えないよう気をつけます(^_^;) (2019年11月24日 23時) (レス) id: ca927d261a (このIDを非表示/違反報告)
もっぴい - すっごく面白かったです!えっと間違いを、見つけてしまいました。冨岡さんのとみは、「富」ではなく「冨」こっちの方です!いやあ鬼滅は、漢字が難しすぎて出てこないキャラクターとかいますよね。 (2019年11月24日 21時) (レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるーあ | 作成日時:2019年11月10日 1時

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