赤い炎が三十一輪 ページ34
任務先が近場でよかった。
今日中には帰れたらいいんだけど
ていうか帰れなかったらしのぶが怖い
『だいぶ暗くなってきたなぁ』
そろそろ現れてもおかしくないぐらい
今回の鬼は若い男を狙う鬼のようでかなり喰われているらしい
下級隊士達が何度も討伐に向かっているけれどすばしっこいためなかなか殺せずにいたそうだ
十二鬼月でもないのに……ほんとに今の隊士は落ちているのか
「あ、あ"あ"ぁぁぁ!た、たた助けてくれぇー!!」
『!!!』
鬼か!
鬼「こんな山奥叫んだって誰も来やしないよ、さぁどこから喰ってやろうかな」
「助けてくれー!」
『光の呼吸、壱ノ型 、光陰如箭』
鬼「!!!何やつだ!」
『……鬼殺隊、光柱だ。お前を殺しに来た』
鬼「はっ、こんな小娘が私にだァ?……ふざけるなぁ!」
「ヒ、ヒィィ」
『それはこっちのセリフよ。こんな雑魚鬼に手を焼いてるなんて、ハァ』
これでしのぶにこっぴどく叱られたらどうしてくれるのよ
『肆ノ型 、
鬼「ハンッ、そんなの当たらないわよ!」(全然私にかすりすらしないじゃない。もしかして本当は弱いのかしら?)
『あら、随分低能な鬼ね。』
鬼「ハ?……!!!なにこれ!頚が!!苦しい!、暑い、暑い暑い!アグッ、頚……ガ……」
『フフ、死ぬ直前まで踊ってなさい』
鬼「ア"アアアアア!」
「ぁ、ありがとう……ございます」
『いいえ、まだ安心したら駄目ですよ。夜は鬼がうろついています。私が家まで護衛します。』
「家、……」ガタガタガタ
『??どうされました?』
「ころ、殺され、たんだ。…家族全員…あの鬼に…」
『!!!』
なんてこと…
「俺は、家族を見捨てて逃げたんだ。帰る場所なんて…ない」
『申し訳ありません。』
「え、」
『救えたはずの命を、私がもう少し早く鬼の存在に気づけばあなたの家族を守れたかもしれなかったのに……』
「いえ!貴方様は何も、」
『でも、今回の鬼は若い男を狙う鬼のはず……』(ボソッ)
「?」
何で1番狙われそうな彼が生き残れたんだ?
もしその鬼なら彼を1番に喰うはずなのに
まさか
『鬼は……一体だけでしたか?』
「?確か、まだ居たと思います。なんかこっちは俺が喰う……みたいなことを言い合ってました」
……かなりまずいな
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カホ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!!完全に見落としてました……ほんとに漢字変換しようと思うとなかなか出てこなくて。間違えないよう気をつけます(^_^;) (2019年11月24日 23時) (レス) id: ca927d261a (このIDを非表示/違反報告)
もっぴい - すっごく面白かったです!えっと間違いを、見つけてしまいました。冨岡さんのとみは、「富」ではなく「冨」こっちの方です!いやあ鬼滅は、漢字が難しすぎて出てこないキャラクターとかいますよね。 (2019年11月24日 21時) (レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かるーあ | 作成日時:2019年11月10日 1時