その瞳に秘めるものは Ⅲ 【ドラコ・マルフォイ】 (ページ33)

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〇再結成ページ33

元々住んでいた屋敷よりかなり狭い一室に足を踏み入れる

中は予想よりも綺麗でベッドに机、クローゼットと必要最低限の物しか置かれていない

とりあえずベッドにカバンを置き下で待つ両親の元へと向かった

母｢あら、早かったわね。整理はした？｣

『それなら後でするよ。もうお腹ペコペコ』

母｢まぁそうね。コレット、クリーチャー、夕食にしましょう｣

コ｢かしこまりました！｣

ク｢…直ぐにご用意を｣

ﾊﾟﾁﾝｯと指を鳴らすとお皿やカトラリーが踊るように机に並び料理がどんどん運ばれていく

楽しそうなコレットに反してクリーチャーはなんだか不服そう

『お父様は？』

シ｢ここにいるよ。おお、いい匂いだな｣

コ｢今日はお久しぶりにお嬢様もいらっしゃるので豪勢にいたしました！｣

『ﾌﾌｯありがとうコレット……と、クリーチャーさん』

ク｢……｣

ﾁﾗｯとこちらを見てすぐ支度に戻ってしまった

シ｢気にするな。ほら、席について｣

『うん』

呆れた様子の父と苦笑いを浮かべる母

自己紹介をしようにもこの調子では当分無理だろうなと悟った

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暫くは学校での日常を話していたが次第にトライ・ウィザード・トーナメントの話に変わり両親の顔が少しずつ険しくなるのを感じた

シ｢大体の話は聞いている。だからこの家に来た｣

母｢ハリーの話はもちろん本当よ。闇の魔法使い達の動きが活発になってきてるのを魔法省も掴んでるわ｣

『やっぱり、そうなんだ』

母｢それでね、私たちがこのお家にいるのは"不死鳥の騎士団"を再結成するためなの｣

『不死鳥の……騎士団？』