その瞳に秘めるものは Ⅲ 【ドラコ・マルフォイ】 (ページ27)

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〇待ちぼうけページ27

各学校のファンファーレを聞きながら選手が出てくるのを今か今かと待ち構える

暫くするといよいよ4人の代表が登場した

『ドキドキするねー！』

フ｢ハリーの顔見ろよ｣

ジ｢"優勝します"って顔してる｣

『私には緊張してるようにしか見えないんだけど』

好き勝手言う双子は放って置いて手を振るもハリーがこちらに気づくことはなかった

ダ｢"声よ、響け"(ソノーラス)！｣

突然ダンブルドアの拡声呪文により騒々しかった応援席は一瞬で静まる

いよいよ始まる、と皆席に腰を下ろし耳を傾けた

ダ｢今朝ムーディ先生が優勝杯を先生だけが知る迷路の奥深くに隠した｣

『聞いた？迷路だって』

ジ｢これは時間かかりそうだな｣

現在の高得点順に、

最初にセドリック・ディゴリーとハリー

2人目にビクトール・クラム

最後にフラー・デラクールが迷路に入っていく

ダ｢優勝は優勝杯を見つけた者｣

『頑張って！』

フ・ジ｢頑張れハリー！｣

ダンブルドアが選手を近くに集め何かを話した後すぐに試合は開始した

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それから何分、何十分……何時間が経った頃

1つの赤い花火が垣根の奥から上がったのが見えた

『あれ、ハリーじゃないよね』

フ｢ハリーなら大丈夫だって｣

ジ｢ハリーが優勝杯持って帰ってくる事だけ考えろ｣

教師陣がいなくなり暫くして連れ帰ってきたのはフラーだった

意識が無いようですぐに医務室へと連れていかれる

一体中がどうなっているのか想像もつかない

ただひたすらにハリーの無事を祈ることしか出来ないのが何とも歯がゆかった