瞳の奥に映るもの【シリウス･ブラック】 (ページ15)

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・授業〇ページ15

入学して初めての授業はフリットウィック先生の呪文学だった

前の方は既に席が埋まっていたため真ん中ら辺に腰を下ろす

前にララ、ミーシア。後ろに私とリリーで座る

ミ｢ちゃんとできるかなぁ｣

リ｢きっと大丈夫よ｣

雑談をしていると何をしていたのか時間ギリギリにジェームズ達が入ってきた

ジェームズはリリーを見つけた途端一直線に向かってきてしっかりと後ろを陣取った

その横にはシリウス。つまりは私の後ろだ

全く後ろを振り向こうとしないリリーに対してずっと話しかけ続けるジェームズに少し同情して後ろを見るとシリウスと目が合った

コンパートメントで初めて会った時のように動きが止まる

なぜだか彼のアイスグレーの瞳から目が離せなくなる

だがジェームズのマシンガントークが止まったのに気づきﾊｯと我に返る

言葉が思いつかずとりあえずにこっと微笑むとシリウスは驚いた顔をして顔を赤くした

あれ？何か怒らせちゃった？

ジェームズは何故かニヤニヤとしながらこっちを見ている

リリーも同様何故かにっこりしてる

どうしたのか、と聞こうとすれば先生が来て聞くことは出来なかった

・

フ｢いいですか？ウィンガーディアム・レビオーサですよ｣

『ウィンガーディアム・レビオーサ』

言葉と共に杖を振ると羽がヒラヒラと浮かぶ

それは後ろに座るジェームズとシリウスも同様だった

フ｢おお！1回で見事ボルベールとポッターとブラックが羽を浮かせました！グリフィンドールに30点！｣

つまりは1人10点貰えたということだ

リ｢Aすごいわ！どうやったの？｣

ジェ｢リリー僕が教えてあげるよ！｣

リ｢Aに教えてもらうから結構よ！｣

一刀両断されたジェームズにどんまいという意を込めて苦笑すればとても悔しそうな顔をするジェームズ

その様子を見てシリウスは1人イライラしていた