白い光が七輪 ページ8
考えて欲しいと言われてもな……
だがまずは夜美咲のことだ
胡蝶の言うことには満月まで八日
もう今日が終わってしまうから残りは七日
満月という手がかり以外何も覚えていないが、大丈夫だろうか
今から屋敷に帰るとなると真夜中になるな
とりあえず藤の花の家紋の家に泊まらせてもらうとするか
煉「夜分遅くにすまない!家主はいるか!」
藤「はいはい、おや、鬼狩り様でしたか。どうぞお入りください」
煉「失礼する!」
藤「いつもは女性の鬼狩り様がよくいらしてたのでどちら様かと思いましたよ」
煉「?そうなのか、確かにここに来るのは初めてだな」
ここら辺に来たのはいつぶりだっただろうか
……あぁ、ここは夜美咲の管轄区域か
煉「それは銀髪に翡翠の目をした女性ではないか?」
藤「えぇ、よくご存知でしたね。」
煉「やはりか」(ボソッ)
藤「こちらがお部屋です。直ぐに夕餉をお持ち致します」
煉「あぁ、ありがとう……待ってくれ」
藤「どうかされましたかな?」
煉「今話した女性がよく行くところは知らないか?」
彼女がよく行く場所に何かあるとは分からないが一応探しておいた方が良いだろう
藤「よく行くところですか?…すみませんねぇ、特に思い当たるところは…」
煉「……そうか。今のは気にしないでくれ」
藤「承知しました。…もし思い出すことがあれば報告させて頂きます」
煉「あぁ、ありがとう」
明日はこの地域を散策してみるとするか
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作者名:かるーあ | 作成日時:2019年12月23日 21時