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#4 ページ5

「Aは夢とかあるの?」


『私?私は自分のカフェを作ることかな』


「いい夢だね、僕が初めてのお客さんになろうかな」



いい夢って言って貰えた。

自分のカフェなんて無理だよって言われたことがあったから

そう言って貰えて、ちょっと嬉しかった




『そういう木澤くんはやっぱり…プロ?』


「能力を買ってくれる所があれば行きたいと思ってる」


『木澤くんはどこの球団っぽいかな…』


「っぽいとかあるの?」笑


『髭が生えてるーとかさ』笑




こんなのわたしの偏見でしかないけど

木澤くんはすごい笑ってくれてなんか久しぶりに楽しかった





「こんどさ、試合見に来ない?」


『私なんかでいいの?彼女とかは?』


「彼女なんていないよ。
Aに野球してる姿も見てもらいたいから」


『分かった、絶対いくね』


「これ僕の連絡先。」



いつもお兄ちゃんの試合を

お母さんと見に行くくらいだったから

こうやって誘ってくれたのは嬉しかった

連絡先も交換してちゃんと友達にもなった。

私も夢に向かって頑張らなきゃ…



「またね」


『次は筆記用具忘れちゃだめだよ』


「忘れないように頑張る」


『またね』


「メールするね」


『うん。待ってる。』

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作者名:てんてん | 作成日時:2022年11月13日 8時

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