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「Aは夢とかあるの?」
『私?私は自分のカフェを作ることかな』
「いい夢だね、僕が初めてのお客さんになろうかな」
いい夢って言って貰えた。
自分のカフェなんて無理だよって言われたことがあったから
そう言って貰えて、ちょっと嬉しかった
『そういう木澤くんはやっぱり…プロ?』
「能力を買ってくれる所があれば行きたいと思ってる」
『木澤くんはどこの球団っぽいかな…』
「っぽいとかあるの?」笑
『髭が生えてるーとかさ』笑
こんなのわたしの偏見でしかないけど
木澤くんはすごい笑ってくれてなんか久しぶりに楽しかった
「こんどさ、試合見に来ない?」
『私なんかでいいの?彼女とかは?』
「彼女なんていないよ。
Aに野球してる姿も見てもらいたいから」
『分かった、絶対いくね』
「これ僕の連絡先。」
いつもお兄ちゃんの試合を
お母さんと見に行くくらいだったから
こうやって誘ってくれたのは嬉しかった
連絡先も交換してちゃんと友達にもなった。
私も夢に向かって頑張らなきゃ…
「またね」
『次は筆記用具忘れちゃだめだよ』
「忘れないように頑張る」
『またね』
「メールするね」
『うん。待ってる。』
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作者名:てんてん | 作成日時:2022年11月13日 8時