同級生【木澤尚文】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:4,637 hit

#2 ページ3

『おはよう』

母「おはよ。朝ご飯食べる？」

『時間あるし今日は食べたいかも』

母「今日は寝起きいい方ね」

毎日起きるのはしんどくて辛い

けど大学に行かなきゃいけないからどうにか体を起こす…

『行ってきます』

母「気をつけてね。行ってらっしゃい」

母とは仲がいい方だと思う。

父も優しいけど怒ると怖い。当たり前か…笑

2歳上の兄とは結構仲が良くて今でも

野球部の練習がない時は一緒にご飯に行ったりしてくれてる

大学について教室に向かう

いつもの定位置が取られていないか確認して座る

そして毎日、授業開始直前になると男の子がくる

多分運動部とかに入ってて朝練してるからギリギリ。

「やば…」

そんな声が隣の席から聞こえてきてチラッと見る

着席したあと鞄の中から何かを探している

そしたらあっちも見てきて目が合う、、

「あの、書くもの貸してくれない？」

『シャーペンと鉛筆どっちがいい？』

「鉛筆がいいかな。ほんと助かるありがとう」

ただ筆箱忘れただけでいつものように貸してあげる

いつもだからこれが初めてじゃない。

お互い定位置があって、いつも隣

彼はよく筆記用具を忘れるから貸すのは私。

「いつもごめんね。借りちゃって」

授業のコマが終わった時謝ってきた

『大丈夫！気にしないで』

「あのさ名前…なんていうの？」

『私、清水Aです。』

鉛筆を貸すだけの関係は何回も続いてきたけど

お互い名前を知らず同士。

彼の名前は……