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体育館から離れ再び校舎の中を散策する。
いつどこからNタイプの奴が来てもいいように皆耳を澄まし感覚を尖らせている。
そう言えば、いわもっちゃんとラウールは無事だろうか…。校舎の中にいて物音が聞こえないということは校外で戦っているはず。
後方から前を行く兄貴たちを見た。
きょもはコウモリ、佐久間くんはネズミ、康二はウサギ。やはりあの2人の応援に行くなら俺だ。
ただ、どのタイミングで言うべきか…。
俺だってジェシー達が心配だ。今すぐにでも会いたい。どの道に進むべきか、今の俺には判断が出来ない。
「…慎太郎、大丈夫？」
この時考え事に集中しすぎて名前を呼ばれたことに気付かなかった。再度俺の名を呼ぶ声で現実に戻った。
「…慎太郎！どうした？具合でも悪い？」
「へっ？…あぁ、ごめんきょも。大丈夫。」
「何考えてんの？」
「えっ…。」
「慎太郎、何か考えてることあるでしょ。顔見れば分かる。教えてよ。」
小さい頃から兄弟のように一緒にいただけあって俺のことはなんでもお見通しのようだ。
「…いわもっちゃんとラウール、今どうなのかなって。助けに行くにしても俺が行くべきだし…でも、ジェシー達のことも心配だから探して会いたいし…。俺、どうすればいいのか、分かんなくなっちゃった…。」
柄になく弱気な俺にきょもは優しく肩を叩き微笑んだ。
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あんこ(プロフ) - 柑橘さん» コメントありがとうございます！不定期更新になりますが気長にお待ちいただければと思います♪ (2022年11月3日 10時) (
レス) id: 5e6bf3d23b (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - とても面白かったです‼これからも頑張って下さい‼続きみたいです！お願いします！ (2022年11月2日 6時) (レス) @page8 id: 0e4755acad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2022年10月2日 20時
