先輩恋愛事情#2【kkn】 ページ10
こんな先輩、初めて見た
いつものおちゃらけた先輩なんかじゃなく、弱々しい一面を見れて…後輩の俺に全てをさらけ出してくれて、少し嬉しかった
「……先輩」
震える貴方を慰めたくて、気づいたら無意識に先輩の頭を撫でていた
びくりと肩が揺れたけど先輩は黙って俺に撫でられていた
「…俺、口下手だから上手く言えないけど、先輩だったらその気持ち、ちゃんと相手に伝えられると思う」
「……ほんと？」
「うん、拒絶とかされたら俺がそいつをぶん殴ってやる。俺の先輩を泣かすなってね」
笑ってくれるように、俺は冗談を入れつつはにかんだ
先輩は決意をしたのか、一度目を伏せて顔を上げた
「…わかった、伝えるよ」
「うん、頑張ってくださいね」
「じゃなくて…あーもう！」
先輩は俺の手をバッ、と掴んで息がかかるぐらいまで顔を近づけた
「俺、はっ……Aが好きっ！」
「…え」
「いっつも俺の我儘に文句言わず付き合ってくれるし、こうして俺の相談ちゃんと聞いてくれるしっ！」
「せん、ぱ…」
自分の頬に熱がたまるのがわかる
混乱してるのにも関わらず先輩は話を続けた
「気持ち悪いって思われるかもだけど！俺とっ…付き合ってください！」
大きなその瞳には涙がまだ溜まってて、よりいっそう目を離せなかった
先輩の好きな人が俺、俺はその恋を失恋覚悟で応援してたのに
「俺で…いいんですか？」
確認するようにポツリと呟く
先輩は大きく頷いて俺の返事を待っていた
「…俺で、よければっ」
返事の代わりに、俺たちは柔く口付けを交わした
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈
きっくんは夢主君が好きで、夢主君も気づかぬうちにきっくんのことが好きという両想いな話でした
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ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» 何回も読んでにへにへしてます！(( はい！またします！！(*´ω｀*) (2016年10月27日 22時) (
レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» そんなに気に入ってくれましたか！ｗありがとうございます！またリクエストお待ちしております！ (2016年10月27日 16時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» むしろ早かったですよ？！最高に気に入りまくってますもう悶えてます(( (2016年10月27日 10時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» 気に入ってもらえてよかったです！本当に遅くなってしまって申し訳ございません；； (2016年10月27日 8時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - あ、あ、もう、最高すぎました。ありがとうございます(´; ω ;`)にへにへしながら読ませていただきました(´; ω ;`) (2016年10月27日 0時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道端の小石 | 作成日時：2016年9月11日 23時
