お世話になります#1【arm】 ページ7
※あろま先生が妖怪(鬼)設定です
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今は亡き祖母の言葉をずっと忘れられない
俺の家系はそういうのが見える体質だった
幼い頃は視界の端に何となく何かがいる、といった感じで済んでいたものの、高校に上がってからソレらをハッキリと見えるようになってしまった
それきりから金縛りは続くし肩は凝るし踏んだり蹴ったりな生活を送っている
朝起きて目の前に立たれてた時は死ぬほどビビった。あの時平然を装えた俺を褒めてほしい
周りにも俺が見える、というのをあえて言わず、だけど触れないようにしていた
それがいけなかったのだろうか
というか若さならではの好奇心というものなのだろうか
「山奥にある廃屋は出るんだってさ！肝試し行こうぜ！」
友人から出た言葉に俺は冷や汗をかいた
＊＊＊
「なぁ、ホントに出るのかよ。さっきから何も写んねぇぜ？」
「ホントだって！いるんだって！落ち武者が！」
「ガセじゃないだろうなー？…っておいA、大丈夫か？顔色悪いぞ？」
「……ごめ、頭痛くて…」
俺ら3人は出るという例の廃屋にやってきた
友人２人は何も感じてないらしく気楽に奥へ奥へと進んでいく
俺は案の定鳥肌が止まらない、というか頭痛が起きて目の前も眩んできた
暗い中でも俺の異変に気づいてくれた友人に感謝している。あの後結局何も出なかったということで廃屋を出ることにした
このまま何も起こらないでほしい
そんな俺の願いは簡単に打ち砕かれた
「なぁ…なんだよあれ」
友人の1人が声を震わせ指をさす
指がさされたその方向には、例の落ち武者がいた。顔は所々焼けただれており、ぎょろりと俺たちを見つめたと思ったらこちらに向かって走り出してきた
「おい、やべぇよ！逃げろ！走れ！」
「A！もたもたしてたらやべぇぞ！」
「まっ、わかって…づぁっ…！」
よりによって走れなくなるほど頭痛が酷くなる
この落ち武者が俺を選んでいることがわかった。最悪だ
ガシャン、ガシャン
鎧の音がする、俺の真後ろまで来てる
「助けっ……！」
反射的に後ろを振り向いてしまった
そこにいるのは落ち武者のはずなのに
赤髪の角をはやした男性が俺を庇うように立っていた
誰、と問えることもできず、俺はそのまま意識を飛ばした
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ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» 何回も読んでにへにへしてます！(( はい！またします！！(*´ω｀*) (2016年10月27日 22時) (
レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» そんなに気に入ってくれましたか！ｗありがとうございます！またリクエストお待ちしております！ (2016年10月27日 16時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» むしろ早かったですよ？！最高に気に入りまくってますもう悶えてます(( (2016年10月27日 10時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» 気に入ってもらえてよかったです！本当に遅くなってしまって申し訳ございません；； (2016年10月27日 8時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - あ、あ、もう、最高すぎました。ありがとうございます(´; ω ;`)にへにへしながら読ませていただきました(´; ω ;`) (2016年10月27日 0時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道端の小石 | 作成日時：2016年9月11日 23時
