折れた？【arm】 ページ2
ピコンピコン♪
残業が終わって帰りの支度をしている頃、スマホの着信音が鳴った。
確認してみるとあろまからだ
『なぁ、今度の休み…』
『ごめん、その日は仕事！』
『…じゃあ来週』
『あれ、その日は実況撮るとか言ってたじゃん』
『あ、そうだった』
最近、あろまと一緒の時間が少ない
二人して用事があったりしてすれ違いが起こっているのだ
本音を言えば今すぐ甘えたいけど
今回は少し意地悪して
あろまが折れるまで構わない事にした。
『休み合わないな、本当ごめんな』
『いや、大丈夫。しょうがねぇよこの時期は』
うむ、文字だけだから折れてるのかわからない
こういうのは面と向かって話すのが一番なんだと再認識した
『仕事終わったか？』
『今終わった、これから帰るよ』
『わかった、待ってる』
いつもは毒舌なくせに文面になると何か素直になってるあろま。
それが何だか嬉しくて早く会いたいという気持ちを膨らませていった
会社を出て、彼氏が待っている自宅に向かった
＊＊＊
電車が止まることなく帰宅した
玄関を開けてただいまと言う
「……あろま？」
いつもならおかえりと返してくれる声がなかった。
気になってリビングに向かうと、俺のお気に入りのぬいぐるみを抱いてソファーで寝てるあろまがいた。
可愛いすぎか！俺の彼氏！
いや、寝顔はいつも見てるけどこれは可愛いすぎる
スマホで撮ったけど怒られないよね大丈夫大丈夫
今日も彼氏が愛おしくって
サラサラな彼の頭を撫でると
小さく唸って目を覚ました
「…ん…」
寝ぼけてるこの人。俺の手を不思議そうに触ったりにぎにぎしてる
「あろま、ただいま」
「…ん、……おかえい」
呂律回ってないですよ
「先にお風呂入ってくるな」
そう言い立ち上がるとあろまも体を起こした。ぬいぐるみはまだ離さないんですね
「A」
「ん？」
「…ただいまの、ぎゅー」
「へっ？」
まだ寝ぼけてるのかわからないけどあろまが急にデレた。両腕を俺の方に広げて待機している
少々パニクって止まっているとあろまの顔がむすっとしてきた
「んだよ、最近全然構ってもらえなくて寂しかったんだぞバカ」
「珍し…、あろまがそんなこと言うなんて」
「いいから抱きしめろバカ」
「へへ、あろま可愛い」
「可愛いくねぇ」
とか言ってるくせにあろまの顔はとても嬉しそうで、俺は抱きしめる力を少し強くした
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ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» 何回も読んでにへにへしてます！(( はい！またします！！(*´ω｀*) (2016年10月27日 22時) (
レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» そんなに気に入ってくれましたか！ｗありがとうございます！またリクエストお待ちしております！ (2016年10月27日 16時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - 道端の小石さん» むしろ早かったですよ？！最高に気に入りまくってますもう悶えてます(( (2016年10月27日 10時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
道端の小石(プロフ) - ぶどうジュースさん» 気に入ってもらえてよかったです！本当に遅くなってしまって申し訳ございません；； (2016年10月27日 8時) (レス) id: 257b7a8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - あ、あ、もう、最高すぎました。ありがとうございます(´; ω ;`)にへにへしながら読ませていただきました(´; ω ;`) (2016年10月27日 0時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道端の小石 | 作成日時：2016年9月11日 23時
