スマイルください！【zm】 (ページ16)

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スマイルが16個ページ16

委員会は滞りなく終わった。ショッピ君が軽く頭を下げてきたので、こちらも下げたが特に会話はなかった。

本当に前回の集まりの話が聞きたくてメールをコネシマからもらったらしい。真面目な子だなぁ。私なら絶対やらないわ。

部活の為に集まりが終わってすぐに校庭に向かおうとすれば、あの、と後ろから声をかけられた。

『ショッピ君。今から部活？』

「はい。佐山先輩もですよね」

『そうだよ。大会近いからちょっとでも多く練習しないとね』

そっすね、と軽い同意をしたショッピ君は思い出したかのように立ち止まってカバンを漁り始めた。
カバンには猫……？なのか魚なのか、合体したようなキャラクターのキーホルダーが着いている。結構かわいい。

「これ、あざました。助かりました」

『このプリント持ってても良かったのに』

「いや、そういう訳には……」

一応写真撮ったんで、と丁寧にお断りされてしまった。真面目だし有能そー……。
プリントを受け取ってまた校庭に向かい始める。

『伝言頼んでもいい？』

「コネシマさんにっすか？…いいですけど」

『部活終わったら待っててー、って。場所は…校門でいいかな』

わかりました、と頷いたショッピ君はそれから気まずそうに口を開いた。

「あ、あの、コネシマさんと仲良いんすか」

『普通だと思うけど。クラス違うし、会ったら話す程度かな』

「……そう、すか」

うん？
ショッピ君が納得したならいいけど、私の頭の中はハテナでいっぱいだ。
何が聞きたかったんだ…？？