虹色の家＿2 (ページ4)

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34 akito ページ4

望に続いて、みんなで流星を呼ぶ。

そしたら、流星の長い睫毛が震えて、
黒目が顔を出した。

望「流星？！流星っ！」

流「…の、ぞむ…みんな…？」

流星が目を覚ました。ほんまに良かった。

大「ともっ、流くん起きたー！」

智「せやな？ほんまに良かった…！」

淳「先生、呼ぶな」

淳太くんがナースコールを押して、
先生が病室に入ってきた。

「流星くん、どこか痛いとか、動かしづらい
とかある？」

流「いや、大丈夫です！」

「うん、みんなのこともわかるみたいだし、
記憶にも問題ないみたい。明日、詳しく
検査して異常が無かったら退院だね」

先生が笑っていった。なんか安心した。

照「とりあえず、起きてくれてよかった…」

崇「ほんまやで！心配したんやで？」

流「ごめんな、みんな」

淳「ごめん、ちゃうやろ？」

流「…ありがと」

照れながら言った流星。ほんま、心配した。
でも、元気で何よりやわ！