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31 nozomu ページ1
治療室のランプをずっと見つめてた。
何時間、何分立ったかはわからへん、
でも、ランプが消えた時は何故かホッとした。
大丈夫かなんてわからないのに。
「藤井さんなんですが…」
治療室から出てきた先生の一言に耳を傾ける。
「命に別状はないです。ただ、頭を強く
打っているので何らかの後遺症が残る可能性があります」
後遺症。その単語に頭が真っ白になった。
どんなのが残るんやろう。記憶？
全部忘れてしまうんやろか…？
崇「のんすけ、のんすけ？」
望「ん、崇裕くん…？」
崇裕くんの呼びかけに気付かないくらい
ぼーっとしてたらしい。
崇「大丈夫や。先生も言うてたやろ？可能性は低いって。俺らが信じないでどうすんねん」
望「…せやね」
大丈夫。流星は強いから。こんなんで
負けたりせぇへんやろ？なぁ、流星。
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作者名：かみしげlove | 作成日時：2017年2月25日 16時
