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へたりこんだしげを抱き上げる。
身長的には可笑しいけど、体重はしげのが
軽い。細すぎやねん、ほんま。
ゆっくり。しげを布団におろす。
智「冷たいけど、ごめん」
途中で買ってきた冷えピタをしげの
おでこにはってやる。冷たさからか、
一瞬顔をしかめたけど、柔らかくなった。
智「お粥作ってくるな？」
部屋から出ようと、立ち上がったら
不意に裾を掴まれた。
大「かみちゃ、いかんで…」
智「すぐ戻るから、な？薬も飲めへんやろ？」
それでもイヤイヤと首を降るしげ。
大「いやや…かみちゃんおらんと、いや…」
智「…わかったよ、俺ここにおるからな？
寝ぇや？」
大「ん…おやすみ…」
そう言って、寝てしまったしげ。
結局お粥は諦めた。こんな弱ったしげ、
追いてかれへんしな。
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作者名：かみしげlove | 作成日時：2016年9月12日 17時
