【wrwrd】感情のない少女が好きすぎる幹部達の狂ってる日常【zm】

極秘管理ファイル11ー帰国後ー ページ30

20000hitありがとうございます！
最近更新できてなくてすみません…
天落記とか肝試しとか…ほんと頸動脈抉られてるぐらいの衝撃が…






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夏祭りの続きみたいなものです




日本から帰国した後、一日はゆっくりとすごし、次の日、報告も兼ねて総統室に行った。

「楽しんできたか？」

そういうグルッペンに

「めっちゃ平和で退屈やったわ。」

と言うと、

「それでも楽しかったんやろ？Aから送られてきた映像のお前、めちゃくちゃ楽しそうやったぞ。」

と今度は書類をしていたはずのトントンにそう言われた。

「…まぁ、楽しかったな。この国には無いものとか沢山あったし。内ゲバしたかったけど。」

「内ゲバはやめちくりー…。」

眉間を押さえながら言うトントンにトントンこそ日本に行って癒されてきた方が良かったのではないかと思うが、そうなったらそうなったでこの軍の内ゲバが激しくなって施設壊れてトントンの胃に穴があくなぁ…とゾムは他人事のように思った。

その間、Aは直立不動で立っていたが、グルッぺンに

「来い。」

と言われて素直にグルッぺンの元に歩いていく。

「ここだ。」

そう言ってグルッぺンは自分の太ももを叩くとグルッぺンの意図を汲み取ったAはグルッぺンの足の上に座った。今日だけはいいかと書類を放り出しているグルッぺンにトントンも何も言わない。

「どうだった？日本は。」

〈誰も武器を持っておらず、特筆して強い人間がいる訳では無い国でした。〉

「そういう事やないで。日本と戦争する気はないからな。楽しかったか？」

〈楽しかったかどうかは分かりませんが、射撃の訓練をしながら物を手に入れられる制度はモチベーションの上昇に繋がるのではないかと。〉

「Aには楽しむのはちょっと難しかったかな。」

苦笑いしながら言うトントンにグルッぺンも苦笑する。

「訓練に使えるかもしれんな。まぁAなりに日本を見た結果やもんな。」

『…後、これ、主へのお土産です。』

そう言ってAがグルッぺンに渡したのはグレーのきらきらひかるゴムボールだった。

「…これ、どうしたん？」

思わず困惑するグルッぺンにゾムが声を出して笑った。

「それ、Aが夏祭りで得たやつやで。」

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