【番外編】そう遠くない未来 ページ49
今日は塩戸くんに勉強を教えて欲しいと言われたので塩戸くんのお家にお邪魔している。
『…でも、私に教えれる範囲かなぁ…。私、頭悪いよ？』
「現役の医大生が何言ってるんすか。めちゃくちゃ頭いいでしょ…。」
『そんな事ないよ…。そりゃあ、医学部は頭いい人多いけど、私は看護科だし殆ど運で入ったような感じだし…。』
「そんな事ないと思うんすけどねぇ。」
そう言いながら塩戸くんは分からなかったという数学の問題を出す。あっ、これ好きだった問題だ！！
『ここはこうして…』
と紙に書きながら解説すると塩戸くんは真面目な顔でノートに写していく。そうして結構な時間がたった時だった。
「そう言えば、この間、進路相談があったんすよ。」
塩戸くんはそう切り出す。
『あー、塩戸くんは何て言ったの？』
「まだ…分からなくて。」
『まぁ、私の友達にも高3で進路ガラッと変更した人いるし、高2の時点で進路決まってなかった人いるから急がなくても大丈夫だとは思うよ。』
進路が早く決まるとそれに向けての勉強を早い段階で始めることが出来るけど、その分色々な選択肢がある事を見逃しがちだし、行き詰まりを感じるのも早い。まだ早いから逃げれるっていうのも相まって高1から医学部に行くと決めていた私も進路変更しようか当時は迷ったものだ。まぁ、実際医学科に行きたかったけど偏差値がどうしても足りなくて早々に諦めてしまった人間なのだ。
『先生から何か言われた？』
「いや、うちは進学校って訳じゃなくて部活の方に力を入れてるんで特には…。スポーツ推薦もあるしって…。ただ、グルッペンさんもオスマンさんも…他の2個上の先輩たちも、そしてコネシマさんとか大先生とか1個上の人達もUPZ大学狙ってて…何となく俺もそこに行こうかな…と何となくは。またあのメンバーで馬鹿な事したいんで。」
『…まぁ、学部とかは後で決めていいんじゃないかなぁ。』
「でもまぁ、どの学部に行っても決まってる事が一つだけあるんすよ。」
『えっ？…就職先とか？』
「…まぁ、困ったらグルッペンさんかコネシマさんが雇ってくれるらしいですけどね。」
『…やっぱそうなんだ。』
「らしいっすよ。」
『えっ？でも、それじゃなかったら一体…？』
すると塩戸くんは私に向かって笑いかける。えっ！？なに！？
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しらたまみるるん - うおおおおおかみさくさいこういっしょうおがみます（よみにくいね⭐） (11月10日 21時) (
レス) id: ef9723c520 (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - 森の民さん» 最後まで読んで下さりありがとうございます！！そう言っていただけて光栄です！！ (2022年8月23日 19時) (レス) @page50 id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - うおおぉ！最後まで尊かったです！さいこうだー！ (2022年8月23日 18時) (レス) @page50 id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - あずきさん» いえいえー！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 紲那さん» コメ返ありがとうございます‼そうなんですね！教えていただき、ありがとうございます！！！ (2022年8月17日 4時) (レス) id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
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