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自室のベッドに倒れ込み天井を見つめる
"ヒョンさ、来年からアメリカに留学するんだって"
留学、かぁ…
ソクジンが隠していたわけではないのはわかってる
ユンギが言いかけた通り、タイミングをみて話そうとしてくれていたんだと思うけど
予想もしていなかった言葉に、その場でどんな顔をしてソクジンに会えばいいのかわからなくて
結局、何も言わずにキム家を飛び出してきてしまった
『悪いことしちゃったな…』
今頃、テヒョンあたりは泣きながらソクジンに謝ってるかもしれない
それでも、来年もその先も
今まで通り同じ学校に通って、同じ様にみんなと一緒に過ごす
そんな未来を勝手に信じていたから
びっくりしたし、少なからずショックもあった、寂しい、悲しい気持ちもある
こんなぐちゃぐちゃな感情のまま、どうしてもみんなの元へ戻る気にはなれなくて
何度目かのため息をついた
〜♪〜♪
『びっ、くりした……こんなときに電話…』
急に鳴り響いた着信音に体が跳ねる
"キムソクジン"
スマホの画面に表示された名前を見て思わず指が止まる
ゔ……ど、どうしよう…
私が迷っているのがわかっているように、止むことなく鳴り続ける着信音
『………も、もしもし…』
JN「あ、僕だけど……えっと、その…」
意を決して応答ボタンを押すと、少し気まずそうなソクジンの声が聞こえる
『さ、さっきはごめんね!用事があったから、その、早く帰らなくちゃいけなく「僕さ、留学することにしたんだ。」
もうユンギから聞いちゃったと思うけど、と苦笑いしながら話すソクジン
JN「それでその…Aに話したいことがあるんだ。」
『……うん、わかった。』
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名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか? (2022年8月12日 11時) (レス) @page2 id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2022年8月11日 12時