＊隣のキム家＊2 (ページ21)

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デート　sideJN ページ21

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YG「ヒョン…まさかその服で行く気？」

JN「え？」

Aと映画を観に行く、約束の日

いつもみたいに家に顔を出したら拗ねたマンネラインに捕まりそうだからと、あえて現地で待ち合わせにした

まぁ、これもユンギの入れ知恵なんだけど

我が弟ながらしっかりしてる

JN「普通にこのまま行くつもり、だけど…」

YG「………」

険しい顔で見てくるユンギに、だんだんと声が小さくなる

あれ？僕がヒョンだよね？

そこにふらっとリビングからホソクが出てきて

HS「え！ジンヒョンまさかそのダサい服で行くの？！」

JN「ダ、ダサい？！え、ヒョンはこの服格好いいと思うんだけど…！」

YG「……ちょっと来て。」

そう言って部屋に引っ張るユンギは、今までに見たことないくらい真剣な表情だった

YG「クローゼット開けるよ。」

HS「えー、なんでこんなにピンクの服ばっかりあるの？」

JN「いや、癒されるかなと思って…」

YG「とりあえず今着てるの全部脱いで、これとこれ着て。」

HS「ズボンはこれがいいとおもう！」

JN「ち、遅刻しちゃうんだけど…」

YG「さっさと着替えて。」

JN「あ、はい。」

弟たちの勢いに負けて、とりあえず言われた通りに着替えをしていく

ユンギヤ、そんなに俊敏に動けたんだね

YG「さっきよりは断然いいでしょ。」

HS「あれで行ったらヌナにきらわれちゃうよ！」

JN「そ、そんなにひどかった？」

自分なりにいつもより気合いを入れたつもりだったんだけど、間違った方向に向かっていたらしい

YG「ヒョン、時間大丈夫なの？」

JN「ヤバい…！じ、じゃあ行ってくるね！留守番頼んだよ！」

HS「いってらっしゃーい！」

こうして僕は、急いでAとの待ち合わせ場所に向かった

HS「ジンヒョンかっこいいのに、なんであんな服きるのかな？」

YG「まぁヌナもヒョンのセンスは知ってるから、今更どうってことはないと思うけどな…」

HS「でもピンクはないよ！」

YG「だよな。」