＊隣のキム家＊2 (ページ11)

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後輩ページ11

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『わー、中学の校舎なんて久しぶりに入ったよ！』

SN「でも変わってないねー。」

私達の学校では、中•高合同で行う行事が年に何回かあったりして

今回たまたま担当になってしまった私は、後輩に会うため久しぶりに中学の校舎に足を踏み入れた

さすがにひとりで来る勇気はなかったので、ソナに付いてきてもらったのだけど

『あそこに座ってよくジュース飲んだよね！』

SN「懐かしいー！……A、あれユンギ君じゃない？」

『あ、本当だね。校舎にいるユンギってなんか新鮮！』

SN「声かけないの？」

ソナの指差す先には友達と歩くユンギの姿

てっきり声をかけると思ったらしいソナは不思議そうな顔で私を見ていたけど…

だって中学生だよ？思春期真っ只中だよ？

一番家族とかと話すのが恥ずかしいお年頃じゃん？

私だってそのくらいの気を遣うこともある

そう言うと、だからあんたはいくつなのよとソナにつっこまれる

別に普段ユンギがそういう態度を取っているわけではない

帰り道に会えば、ヒョンに買い物頼まれてるから付き合ってと一緒に行くこともあるし、朝だってみんなで登校するのを嫌がることもない

……あれ、ユンギってとても良い子なのでは

YG「ヌナ、なにしてんの？」

『…ユンギ！あれ、友達は？』

YG「先行ったけど……で、なにしてんの？」

聞き覚えのある声に振り返れば、そこにはいつものように気だるげに立つユンギの姿

『合同行事の担当になったから、後輩の子に挨拶に来たの。』

YG「相変わらずくじ運悪いな。」

『相変わらずとはなによ！』

YG「うちの学年の担当だれ？知ってる奴だったら呼んでくるけど。」

『助かる！この子なんだけど…』