20年目の両片想い 降谷零 安室透

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降谷零side

｢明日Aが合コンに行くらしい。お前はしっていたか、風見｣

｢い、いえ、、今降谷さんから初めて聞いた情報ですが、、、｣

｢やはりか、、。僕もさっきAを家まで送っていった車の中で初めて聞いた｣

｢合コンですか、、Aさんももう29歳ですもんね｣

｢何を言ってるんだ風見？？Aの結婚相手ならここにいるだろう｣

｢、、降谷さん、そろそろ素直になったらどうですか｣


Aから合コン宣言を聞いた直後、あまりの驚きで車を止めてしまったがまたすぐ動かし無事にAを家まで送り届けた


｢素直になれたら今頃俺はAと結婚して子供もいるだろうな｣

｢、、、すみません。、、その合コンの話がでた直後はなんて言ったんですか？｣

｢、、驚きがでかくてあまり記憶がないが確か、、｣


『お前はみたいなアラサー手前の性格激悪口悪人間じゃない女かも怪しいやつなんて誰も引き取らないだろうな』


｢、、と｣

｢降谷さん、、さすがにそれは、、。しかもAさんのことすごく悪く言ってるじゃないですか｣

｢、、仕方ないだろう！！僕のAがそこら辺の大して良くない男共にとられるかもしれないんだぞ？！｣

｢、、その気持ちが逆の言葉としてでたと、、｣

｢その通りだ、、ただでさえ今日はポアロに来たんだぞ｣


今日Aは朝と夕方2回もポアロに来た。もちろん朝来た時は目を疑ったし何回かAかどうか確認もした

朝は誰もいなかったし僕がいたからいい

けど


｢僕がいない時に他の男から声をかけられても守れないだろ｣

｢、、だから頑なにポアロに来る事を拒否してたんですね｣

｢ああ。Aはすごくもてるから本当に一人でいると危ない｣

｢、、、、本人に言ってあげればいいじゃないですか｣


｢きもい、と言われて終わりだな。Aは僕のことただの同期にしか思っていない｣


悲しいことにそうなのだ。実はAとは9歳の頃から出会っていたが彼女が引越した為彼女が僕と出会ったとなっている歳は16歳となっている


(忘れるわけがない。結婚の約束までしたんだぞ)


｢、、なんでAさんが29歳なのに結婚してないかわかりましたよ｣

｢、、ああ。僕がAに近付く不埒な輩をAにバレないように排除してきたからな｣

｢そんな勝手に、、｣


｢当たり前だろう。Aには僕がいる。僕以外の婚約者は一切認めない｣


9歳の頃からの約束をいつ果たせるだろうか

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