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(なんでいるの?!??!)
「あ??なんだよお前!!」
「悪いが今すぐその手を離してくれ」
「なんでだよ!!お前には関係ないだろ!!!」
「そういう事は室内でしろ。最もお前の相手はこいつではないがな」
いきなりすごい迫力と顔で現れた降谷零に驚きを隠せなかった。余程急いで来たのであろう、額には少しだけ汗がにじんでおりスーツもシワが寄っていた
(素の降谷零でいいわけ?!)
いつもの彼ならこういう時は安室透の性格でくるはずだ。なのに今日は一段と声が低くこのストーカー男を厳しい目で睨んでいる
「離せ、という意味がわからないのか」
グイッ
「っ!!いってえな!!!このやろう!!!」
バッ
パシッ
「先に手を出したのはお前だからな」
ダンッ
先に手を出し殴りかかった男を難なく地に投げ飛ばした
「いっ!!!!ごほっげほっ!!!」
「これに懲りてもうこれ以上他人に迷惑をかける行為をやめることだな。次はない」
「は、はい」
「帰るぞ」
「ちょ!!!」
展開が早すぎて脳も体も追いつかなかった。一体なんだって言うんだ。くるな!と念を押して時間も場所も教えなかったのにくるだなんて
彼は私の手を引き路地裏をあとにした
ストーカーはしばらくは地面に転がったまま呆然としていたが、こんな恐怖を埋め込まれればもうストーカーはしないだろう
「どこまでいくのよ!!ってゆーかなんできたわけ?!」
「、、、お前は本当に学習しない」
「何が」
「何か、されるところだったんだぞ。お前ならあんなやつすぐやれただろ」
「あれは、証拠をおさえようとわざと」
「もっと自分の身を大切にしろ」
手を引かれながら少しうるさい大通りで言われた言葉。彼の声色にはいつもと違った怒り、そして余程私の身を心配したんだろう、どこか泣きそうな声だった
「それは、ごめんなさい」
「、、頼むから_____」
「僕のいない所で何かされないでくれ」
彼が振り返り私の目を捕える。いつになく真剣で、息が出来ないほど惹き込まれる
「、、わかったわ」
「次また同じ事があったら説教だけでは済まないからな」
「説教の上ってなによ」
「、、、とりあえず、そのさっきの男も可哀想だろ。お前なんかと何かあったらな。まあ今回はあの男も気の迷いだろうし誰でもよかったんだろ」
「あんた本当に変わらないわね?!さっきまでの雰囲気はどうしたのよ?!」
「本当のことを言ったまでだ」
「はあ!?」
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まつゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください (2020年5月4日 10時) (レス) id: b2ca3dc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください (2020年4月28日 15時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
るあ。(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください!! (2020年4月20日 11時) (レス) id: ef18dc2e9e (このIDを非表示/違反報告)
ふらいどぽてと(プロフ) - 壟薇さん» 温かいコメントありがとうございます!!!学生の身でしかも受験生と忙しく、更新停止となっていますが落ち着き次第更新再開するので待っていただけると嬉しいです!! (2019年9月4日 22時) (レス) id: 7089085833 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - すごいいいです!!!!こういう感じのんすごい好きです!更新頑張ってください! (2019年9月4日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらいどぽてと | 作成日時:2019年6月16日 13時