ヴァンパイア。((JW)) (ページ6)

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ロクページ6

き、気まずい……。
なんでよりによって“吸血鬼”と一緒の空間にいないといけないの！？

A「ひなまだかな……？」ﾎﾞｿｯ

桃「お友達なら帰って来おへんよ？」

A「え？なんで？」

桃「さあなーw知りたいなら身をもって体験してみる？」

ひなはこいつらに何かされたんだ…。

A「ひなに何したの？｣

_____ｸﾞｲｯ A｢ちょっ、なにすんの…｣

急に藤井くんに腕を引っ張られ、肩を掴まれた。

青「こういうこと…」ﾆｺｯ

そう言うと、藤井くんの目が青く光った。
その綺麗な瞳に思わず吸い込まれそう。

A｢……離してっ！｣ﾊﾞｼｯ

危なかった…あと少しで藤井くんの瞳に引き込まれるところだった…

青｢ざーんねん。もう少しやったのにー。｣

桃｢人間やったらそのまま俺らの言いなりになるのになー。｣

うちのクラスはあとAちゃんだけやで。と言ってニヤニヤしている小瀧くんと藤井くん

A「ということはうちのクラスのみんなは私以外全員藤井くん達の下僕？｣

青｢まー、そーゆことやな。」ﾆﾔｯ

A「うわ、最悪。それってどうやったら元に戻るの？｣

青｢そんなん、教えるわけないやん？｣

そー簡単にはいかないか…それよりどうしよう。

この状況…逃げるべき？それとも倒すべき？
学校で誰かに見つかってもいやだし……とりあえず、今日は逃げよう。

A｢とりあえずひなが帰ってこないのなら私帰るね。｣

よし、このまま教室を出たらダッシュだっ！

_____ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ん？……あれ？……

A｢開かない！？｣

_____ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ！！

桃「どんなに頑張っても開かへんよ？｣

A｢っ……｣

桃「もう諦めろ」ｸﾞｲｯ

後ろから小瀧くんにバックハグされ逃げられないように力いっぱい抱きしめられた。

桃「捕まえた♡」

青｢あと、これは邪魔やな｣ﾆﾔｯ

そう言うと藤井くんは私の首に付けているネックレスを外し、自分のポケットに入れた

なんで触れるの！？普通の吸血鬼ならそんなこと出来ないはず…

それより、やばい…牙が…

A｢ううっ……｣

桃「お、きたきた」

青｢吸血鬼の姿のAはどんな感じなんやろなー？｣

A｢…なせ…｣

桃「ん？なんて？」

A｢離せっっ！！！｣

吸血鬼の姿に戻った私は小瀧くんを引き剥がし投げ飛ばしていた。

桃｢……いった…｣ｷﾞﾛｯ