▽.07 ページ9
.
「緑谷くんはこのままだとマズイぞ？」
「ったりめーだ無個性の雑魚だぞ！」
半分近くの種目が終わってもまだヒーローらしい数字が出ていない彼に注目が集まる
「無個性⁉ 彼が入試時何をしたか知らんのか⁉」
「は？」
彼はもっぱら絶望とも見える表情を浮かべたままブツブツと何かを呟いている
次の瞬間 彼が手を振りかぶると同時に相澤先生の髪がザワッと逆立ち瞳が鈍い赤光を宿した
「46m」
「な…今確かに使おうって…」
突然使えなくなった自分の個性に困惑する彼
「��個性��を消した」
彼は突然のカミングアウトにばっと振り返った
「つくづくあの入試は…合理性に欠くよ。お前のような奴も入学できてしまう」
「消した…⁉あのゴーグル…そうか………！
抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』」
漸く合点がいったのか心なしか安心した様に表情が緩んだ
「イレイザー？俺知らない」
「名前だけは見たことある！アングラ系ヒーローだよ！」
一般的に目立って活動するヒーローには珍しいアングラ系だが、その手の業界ではそれなりの認知度がある
捕縛武器で目線の合う様 引きつけられている彼は怯える様に肩を縮こませている
「お前のは1人を助けて木偶の坊になるだけ。お前の��力��じゃヒーローにはなれないよ。」
核心をつかれた言葉に返すこともできない彼はただ俯くだけだった
「…��個性��は戻した…ボール投げは二回だ。とっとと済ませな。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sherry(プロフ) - ありがとうございます。鏡花ちゃんの可愛さがどうすれば表現できるか最近何時も考えている気がします。更新頑張ります。 (2018年10月14日 9時) (
レス) id: 59c6069e62 (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - 鏡花ちゃんの可愛さがたまりません。すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月14日 9時) (レス) id: fbc86b6b3a (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 了解しました。アドバイスありがとうございます。 (2018年10月8日 17時) (レス) id: 59c6069e62 (このIDを非表示/違反報告)
双羽 - コメント欄の上にある「違反報告」のところをタップするともしかしたら違反作品の報告が出来るかもですが、、、私自身これを使ったことがないので、なんとも言えませんが、、 (2018年10月8日 13時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
双羽 - うーん、、、コメントが出来ないようになっているので、コメントを出来ないですし、、、、どうすればいいのでしょうかね、、 (2018年10月8日 13時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sherry | 作成日時：2018年9月24日 11時
