【文スト】 素敵帽子の溺愛する彼女は最強無敵の電撃姫 Part2

電撃×52 ページ8

はぎ出す様に太宰が潰れた溜息を出す


「まったく、ここ数年で最悪の日だよ」


「おい太宰、ペトリュスって知ってるか」


「目玉が飛び出るほど高い葡萄酒」


「手前が組織から抜けた夜、あれの89年ものを開けて祝った。それくらい手前にはうんざりしてたんだ」


『あれは、ほんに美味しかったなぁ、』

階段を降りながらゆったりと会話をする


「私もあの日、中也の車に爆弾仕掛けたなぁ」


「ありゃ手前の仕業カッ！」



「あー気にくわねぇ」


「私も中也の全てが嫌いだ。好きなのは靴選びのセンスくらいかな、」


2人とも心底嫌そうな顔をして互いを貶し合う


「あぁ、そうか？」

歩みを止め片足を上げて靴を見る中也


その前を悠々と闊歩する太宰


「もちろん嘘だよ」


「ヴアァ！」
奇声をあげて蹴りを繰り出すが、太宰はそれを飛んで回避する。


「無駄だよ。君の攻撃は間合も呼吸も把握済みだ」


後ろを振り返り澄ました顔で笑う太宰


「加減したんだよ、本気なら頭蓋骨砕けてたぜ」


「そりゃおっかない」

電撃×53→←電撃×51

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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西 - この方角に福があるはずです

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