電撃×55 ページ11
「なんだぁ?あの異能は」
少し警戒する様に唸る中也を背に太宰は両手を挙げ自慢げに言う
「どんな異能も私の異能無効化なら小指の先でちょちょいのーーヘブッ」
太宰が突如目の前に現れた触手に吹き飛ばされる
『「太宰!」』
「クソッ」
続き中也を狙う触手に重力を込めた拳を打ち込み破壊し、林に飛ばされた太宰の後を追う
フラフラと立ち上がった太宰は口や目の腕など至る所から出血が見られる
『太宰、』
「手前、深手じゃねぇか」
口元の血を拭い、顔に少しの笑みを浮かべる
「あの触手、実に不思議だ。私の異能無効化が通じない」
「なっ、馬鹿な。あり得んのかそんなこと」
そう、有るはずがないのだ何故なら太宰の異能無効化に例外はないから。
だとすれば…
「私の無効化に例外はないよ。可能性は一つ、あれは異能力じゃないんだ」
「本気か。愉快な冗談だなァおい、異能力じゃねぇなら、ありゃ何だ」
中也は引きつった笑みを浮かべる
「さて、これは困ったねぇ」
言っていることとは裏腹に心底楽しそうな笑みを浮かべる太宰
『あてが行かせてもらおか』
「おや、そうかい?珍しいね。君から言うなんて」
『何時もは中也が心配してまうから極力避けとるだけや。彼奴、二度も中也に手を出しおった。あても舐められなもんやなぁ、太宰?』
傘を閉じ投げ捨てたあての身体から電気が漏れる
「あらら…マジギレだねぇ こりゃ」
太宰が冷や汗をかき頰をポリポリ掻きながら困り顔で笑った
「えぇ月夜やねぇハゲザル……こない気のええ夜や、あてと遊んでみぃひんけ?」
赤い月が照らす夜の下で、月光よりも暴力的に闇に染まる獰猛な光が二筋___________
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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りん(プロフ) - 更新楽しみに待ってますね!とても面白いです! (2019年5月22日 15時) (レス) id: 9e0c7c5d26 (このIDを非表示/違反報告)
nqrseちゃん推しのこたぬき - 更新待ってます! (2019年3月24日 15時) (レス) id: 9576963819 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - 更新楽しみにしています!! (2018年6月10日 11時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 太宰のセリフは『捨てました』ではなく、『焼きました』だと思います。 (2018年4月29日 9時) (レス) id: 4a4c743455 (このIDを非表示/違反報告)
ピポポタマス(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう。 (2018年4月17日 1時) (レス) id: 1f7d70f902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sherry | 作成日時:2018年4月16日 17時