8.え?相沢くんじゃない?だって原作沿いで行きますもの。 ページ8
*
過激な告白から数日が流れ、いつも通り友人と帰っていた私。
その友人とも別れ、鼻歌を歌いながら歩いていると、目の前の変人が突然瞬間移動した。
いや、隠れた。荷物引っ掛かってるけど。
「敵接近!!緊急退避っ!!」
「うおっ!何やってんのアンタら!...ってか半田と川藤じゃん」
「あれ、Aじゃん。超偶然」
なんと帰り道に半紙を持った半田と川藤に遭遇。
どうやら私を敵と思い隠れてたらしいが、
「あれさ、半紙引っ掛かっちゃって全然隠れてなかったよ。端から見たら変な人」
「マジでか!?」
「半田...お前気づいてなかったのか...」
プククと肩を震わせる川藤。
絶対面白がってるな、あの様子は...でもま、その気持ちは分からんでもない。
「まぁとりあえず、ちょっと休んで帰ろうぜ。Aも来る?」
「行くー」
という事で、近くにあったマウンテン喫茶にお邪魔することに。
「何頼む?」
「黒豆茶。温いの」
「私はオレンジジュース」
「じゃあ俺はブラックコーヒー」
そして可愛らしい店員さんに注文。
すると私は今さらながら、あることに気づいた。
「...何か二人とも渋いよね、セレクトが。オッサンか!」
「それだったらAは子供だよっ!」
「俺はオッサンじゃないぞ。それを言うなら川藤だろ」
「じゃあ半田は爺さんだよ!!」
今日は一段とツッコミがキレてるね、川藤。
そう思っていると、背後から「あ、川藤じゃん」という女子の声が。
振り向いてみると、その制服はうちの学校のもの。つまり私と一緒の制服だった。
「あ、それにA先輩も。どうしたんですか、二人で...あっ、もしかして付き合っ」
「やだそれはないよー、さっき偶然居合わせただけだし。それよりどうしたの?」
「話題変えるの速っ」
「あ、実は半田清探してて。見てないですか?」
何でも女の子の話によると、半田がこの辺で自作の詞を売ってるという噂を聞き付けてやって来たんだとか。
「ブッ、半田が詞とか似合わないって!あり得ないあり得ない」
「ですよねー。じゃあ引き上げますわ」
「じゃあなー」
川藤と共にヒラヒラと手を振る。
うん、今日も平和です。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←7.え、結果?言わなくても分かるっしょ。
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ストロベリーポッキー(プロフ) - 面白いです!更新頑張って (2016年8月28日 13時) (レス) id: 4ec58af26d (このIDを非表示/違反報告)
神奈子 - 銀魂の作品の「え、いや何で私?」の番外編にリクエスト書いています。よかったら見てください。 (2016年8月1日 22時) (レス) id: 1035a550d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひめゆり - 面白いです!更新頑張って下さい!(*´∇`*) (2016年7月31日 20時) (レス) id: 679f7594a7 (このIDを非表示/違反報告)
縫月リン(プロフ) - 詩織さん» ありがとうございます!!更新頑張りますねっ! (2016年7月31日 16時) (レス) id: 60fea633a1 (このIDを非表示/違反報告)
詩織 - 面白いです!更新楽しみにしてます (2016年7月29日 15時) (レス) id: 7cff2cbe6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:縫月リン | 作成日時:2016年3月19日 14時