東海地方の能力者「オンエア」開始！！ (ページ11)

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９話ページ11

りょ「えっ？としみつ！なんかごめん泣かせちゃった！？」

気づいたらとしみつは泣いていた。
テッシュを持ってきて吹いてくれる。

とし「……、ちょっと、相談してきてもいいかな。怖い。」

体育座りをしながらも、手は完全にりょうの服を握っていた。

りょ「いいよ。待ってるから、」

としみつは、スマホを持って玄関の方へ行き外に出た。

スマホを開き、LINEを開く。
そこで《スズ》を選び、電話をかけた。

何コールめかで、繋がった。

スズ「ういっす！」

とし「ん、」

スズ「んあ？としみっちゃん、あんさん元気ないでっか？」

「まぁ、…」と、答える。

スズ「もしかして、メンバーに伝えたいの？」
一気に声のトーンが下がるスズ。

とし「うん、」

スズ「それで、怖いから俺にそーだんって、感じだね？虫さんは」

とし「虫さんは、今和室で」

スズ「ほうほう、」

一旦静かになる向こう側、
暫くして、何人かの声とともに聞こえてきた。

スズ「メンバーに伝えたいなら、こっちの方が似てるからか助っ人連れてきた！」

スズ「ほんじゃ、よろしくマサイ！」

とし「あーと、なんかごめん。」

マサ「あぁ、大丈夫ですよ。」

とし「敬語なしでいいよ、」

マサ「じゃあ、」

そして、マサイは話し始めた。
メンバーに能力の事を話した時の事を、

スズ「じゃーね。」

スズとのライン電話をきり、もう一度りょうの所へ。

すると、そこにはいつの間にいたのか、虫眼鏡と、てつやも座っていた。

てつや達の足元にあるスマホは、
しばゆーと、ゆめまるに繋がっていた。

虫眼鏡は申し訳なさそうにこちらを見る。

とし「……」

てつ「まだ全部は聞いてないけど、これ、メンバー内で話知ってた方が良さそうだげ。」

「だから、」とりょうが続ける。

りょ「いいかな？」

虫眼鏡はこっちを見る。

虫眼「としくん、いいの？」
とし「ん、いいよ。」

電話から声が聞こえる。

しば「お前ら、大丈夫、か？」
いつもと違か、ふざけてないしばゆー。

ゆめ「何かあったの？」
優しく聞いてくれるゆめまる。

てつ「てことで、わしらに全部話してくれん？」

コクンと頷き、喋りだした。

「「俺らは＿＿＿＿＿;」」