過去 ページ7
＊WZ side
『ジフンお待たせ。』
WZ「服、大丈夫だったか？」
『うん、丁度いい！ジフン最近鍛えてるから少し大っきめだけど…』笑
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俺がたまたま持ってきていたジャージに袖を通して目の前を歩く、…俺より背の高いAの背中は細すぎるほどの華奢な女って感じの背中なのに、髪の毛は俺より短い。
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��私は何があってもロングじゃないと嫌なんだよね、お姫様って感じのふわふわ頭が好きだから。��
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そう笑って言いながら自分の髪の毛を束ねていた練習生時代がすごく懐かしい。
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頑固で一度決めた事はなかなか変えないAがバッサリ髪の毛を切ったのは、あの事件の後だ。
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記録的な大雨が降ったあの日、
事務所の練習室でデビュー曲は音楽番組事に振り付けを多少変えるため、朝から練習しっぱなし。
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全員がそろそろバテてきていた頃に入れられた休憩時間、俺は編曲の相談をしようとAを探していた。
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WZ「なあ、Aってどこ行った？」
DN「ヌナなら休憩入るなり、コンビニ行く！って飛び出して行きましたよ〜！」
SN「まじで！！？今日こそ今までのツケを払ってもらう時だな…！！！？」
WN「待って、俺もコンビニ行く」
JN「僕もー！」
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手ぶらで走って行こうとしていたスニョンに蹴りを入れ、財布片手に4人並んで玄関のところまで行くと、Aがすでにコンビニからこちらに戻って来ようとしていた。
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SN「何だよ、もう帰ってきたの！！！？」
WN「はや……でもA、手に何も持ってないけど」
JN「っねえ、手が真っ赤… WZ「A！！！」
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事務所内に一歩ふみ入るなりその場に苦しそうに倒れこんだAにその場の空気は変わった。
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WZ「おい、どうしたんだよその血！！！」
『っごめ、ちょっと転んだ…っ』笑
WN「そんなわけないでしょ…っ」
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額にうっすらと汗をかきヘラヘラと笑いながら腹部を弱々しく抑えているAの真っ赤な手をスニョンがどけようとすれば、もう片方の手でそれを阻止した。
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蜜柑 - このお話お気に入りです！泣きそうになってしまいました、、、続きが気になります！更新楽しみに待ってます (2020年1月9日 16時) (
レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
蓮夢(プロフ) - ソラさん» ありがとうございます！ (2019年9月14日 11時) (レス) id: 88e106821a (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2019年9月12日 14時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮夢
| 作成日時：2019年8月11日 17時
