千鶴ちゃんに幼馴染がいました (ページ4)

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３話ページ4

近藤「話を聞かせてくれるか？」

？「昨晩、京市中を巡回中に隊士達が不定浪士と
遭遇し斬り合いになったあと」

？「浪士を切り伏せましたが
「失敗」した様子を目撃されています.....」ｼﾞﾛ

千鶴「！...私、何も見てません」

『同じく、見てないです』

？「あれ？総司の話ではお前らが隊士を
助けてくれたって話だったが.....」

千鶴「ち、違います私達が浪士達から
逃げていたところを」

千鶴「新選組の人達に助けてくれたというか.....」

？「じゃあ隊士どもが浪士を殺してるところは
しっかり見ちまったわけだな？」

千鶴「あっ...！」

(これ....やばいんじゃね？)

？「殺しちゃいましょうよ口封じをするなら
それが一番じゃないですか」

(うん....まぁ、そうなるよね........だけど)

千鶴「私、絶対誰にも言いませんから！」

土方「もういい連れて行け」

『....ちょっとまってください！！
こちらの話を聞いてもらえませんか！？』

『まだ死ぬわけにはいかないんです！！
どうか話を聞いてくれませんか！？』

千鶴「話をきいてください！お願いします！！」

土方「.....なら、命をかけるほどの理由があるなら
洗いざらい話てみろ」

ーー説明中ーー

千鶴「父の行方は一向に知れずで......」

『途方にくれていたところを襲われたというわけです』

近藤「そうか...父上を捜しにはるばる江戸から
大変だったなぁ.....」

土方「....なるほどな年端もいかねぇ小娘“ら”が
男に身をやつしていたのはそういう理由か」

近藤「なに...小娘だと？」

？「お前ら....女か？」

(ん？もしかして....俺、勘違いされてる？)

千鶴「...申し遅れました私、雪村千鶴と言います」

『.........』

土方「それで？お前は名乗らねぇのか？」

『....月晴 Aです言っておきますけど.....』

『俺、“男”ですから』

全員/千鶴以外「は！！？？」

？「ウソだろ.....」

『.....俺、そんなに男に見えませんか？』

？「まぁ、誰が見ても見えないだろうね」

『....そう、ですか....』

近藤「この近藤勇、一生の不覚！！」

土方「まさかもう一人は本当に男だったなんてな」

(人の傷をえくだらないでください！！！泣)

山南「あなたの父上は江戸で蘭方医を
していると言いましたね」

近藤「山南くん？.....」

山南「....もしかして雪村鋼道志
(ゆきむらこうどし)ですか？」