第34話 ･ ページ36
荼毘side
いつものように仕事をこなして、後処理をしている最中
誰かが俺を見ていた
「おいお前、何見てんだよ、薪にすんぞ」
仕事が増えると思ったが、そのまま放置するわけもいかず話しかけた
出てきたヤツを見て俺は驚いた
中学生くらいの餓鬼がこんな夜中に外にいるからだ
あれ、こいつどこかで見たことがある
そいつは俺の動揺に気づかなかったのか 、グイグイ来た
『ぁ、の、急に失礼だとは思うんですけど…私の事知ってますか…？』
急に変なことを聞かれて、俺は思わずフリーズしてしまった
「……、しらねェ」
マジでコイツ誰だ
誰かと似てるが、思い出せねぇ
『そ、そうですか…答えて下さりありがとうございます。』
ああ、そうか、
─────────Aだ。
こいつはきっと俺の最愛の妹だったAなんだ
でも、
俺は今正体を明かす訳にはいかないんだ、
だって俺は
だから俺は……──────
「……俺は荼毘だ。お前は？」
『私は、轟 Aです。
改めまして、先程は失礼致しました。少々取り乱していまして、、』
やっぱり、Aだ。
やっと確信が持てた。
Aをよく見ると腕などに凍傷がある
ということは、個性特訓をしているってことだ
きっとAは
俺と同じことをしようとしている。
やっぱり俺たちは血を分けた兄弟だよ
そう思うと口元がどんどんと緩んでいった
荼「おい、轟 A 俺達がまた会うときは、
───────俺がお前を
A待ってろよ、俺がお前を救ってやる
お兄ちゃんだもんなぁ
そう思いながら路地裏へと足を進めた
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真白 - いいね👍 すごく好き← 何様(( (2023年3月12日 1時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 面白くて好きです！！これからも応援してます！！ (2022年1月4日 13時) (レス) @page44 id: 5c640ffa0d (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - 鷺依さん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！更新頑張らせて頂きますので引き続きよろしくお願いします！🙇♀️ (2021年11月14日 20時) (レス) id: e2ff673f60 (このIDを非表示/違反報告)
鷺依(プロフ) - いつも、楽しく読ませていただいています。続き楽しみにしています！ (2021年11月14日 18時) (レス) @page32 id: 14e878a42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖 | 作成日時：2021年10月14日 0時
