第16話 ･ ページ18
目覚めたら知らない天井がみえた
これはデジャブというものなんだろうか
でもよかった…生きてる…
冬「…ｯ！A！？起きたの…？」
冬美ねぇ…？私は重い体を頑張ってあげた
『う"ん おき"たよ"』
あれ、なんか喉がおかしい…
なんでだろう…なんで
冬「よかったぁ…Aだけでも無事で…
あ！ナースコール押さないと…」
その後すぐお医者さんがきた
私の喉は焼けていた
薄い火傷跡は残るみたいだけど
喉自体は治るみたい、よかった
全治一週間だってさ
他にも個性が初めてでた時の傷の逆側に 軽い火傷
お腹に大きな火傷が出来てた
燈矢にぃが燃えちゃった時に抱きついてたから仕方ないか
あ、そういえば、燈矢にぃは無事かな？
まぁ無事だよね、燈矢にぃだし！！
私は根拠のない自信に満ち溢れていた
『冬美"ねぇ"、燈"矢にぃ"はどこの"病"室にいる"のー？』
喉が焼けてるせいかうまく伝えられてないかも
冬「ｯ…！！その事なんだけどね、Aよーく聞いて、
Aと燈矢兄の山家事の日に家でも大変なことが起きてたの
お母さんが、、しょ、焦凍に煮え湯を浴びせちゃって…
その事を知ったお父さんが、怒ってお母さんを病院に入れちゃったの、だから今家には私、A、夏、焦凍、お父さんしかいないの、、」
『と、燈矢にぃは…？』
考えたくなかった
だって、燈矢にぃは毎回、大丈夫だよ！って笑っていて
燈矢にぃは私を絶対に置いていかないもん…
冬「山火事のときに自分の炎に焼かれて…」
だんだんと語尾のほうの声量が小さくなってゆく
「遺体はなかったんだけどね、下顎部の骨は見つかったの…だから……」
その後、冬美ねぇが色々言っていたけど
私は全く聞いていなかった
燈矢にぃが…
燈矢にぃが……
燈矢にぃが居なきゃ、
────────私には何も残っていない
･
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真白 - いいね👍 すごく好き← 何様(( (2023年3月12日 1時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 面白くて好きです！！これからも応援してます！！ (2022年1月4日 13時) (レス) @page44 id: 5c640ffa0d (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - 鷺依さん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！更新頑張らせて頂きますので引き続きよろしくお願いします！🙇♀️ (2021年11月14日 20時) (レス) id: e2ff673f60 (このIDを非表示/違反報告)
鷺依(プロフ) - いつも、楽しく読ませていただいています。続き楽しみにしています！ (2021年11月14日 18時) (レス) @page32 id: 14e878a42c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：聖 | 作成日時：2021年10月14日 0時
